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公益財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

ポリオ根絶へ、3年間感染例ゼロ
健康で明るい未来が、数百万人の子どもたちに

【2014年2月11日 ニューヨーク/ニューデリー発】

© UNICEF/INDA2013-00401/Manpreet Romana

かつてのポリオ常在国インドが、ポリオ根絶を達成。数百万人の子どもたちに明るい未来をもたらしています。

3年間感染例ゼロを達成

かつては複数の専門家が、「ポリオの根絶が最も難しい国であり、ポリオ根絶を達成する世界で最後の国」と述べていたインド。2009年までは、世界のポリオ感染数の少なくとも半数を占めていました。しかし、2011年1月13日以来、3年間以上、国内で野生型ポリオウィルスへの感染報告はありません。

ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は、「ポリオの根絶を遂げたインドの成功は、すべての子どもたちにとっての成功です。これからはポリオのない世界で育つことができるからです。それはまた、世界全体にとっての成功でもあります。なぜなら、たとえ根絶は不可能だと考えられていた場所であっても、ポリオの脅威を打ち負かすことが可能だという確証を得たのですから」と話します。

「インド政府がポリオ根絶という勝利を収めたのは、支援が届きにくい僻地で暮らす子どもも含めた、すべての子どもたちが予防接種を受けるまで、決して気を緩めなかったからです」(レーク事務局長)

実を結んだ草の根活動

ポリオ根絶プログラムのパートナーとして、ユニセフは、子どもたちへのポリオ予防接種の必要性を地域の人々に認識してもらえるよう、普及活動に努めてきました。また、地域の保健スタッフ9,000人のネットワークを構築し、保健スタッフは、各地域の家庭を一軒一軒、何度も何度も訪問し、ポリオ予防接種の重要性を伝えてきました。

ポリオが根絶された今でも、地域の保健スタッフで構成されるこのネットワークは、特にはしかなど、予防可能な病気に対する予防接種の普及に利用されています。

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