ユニセフご支援者の皆さまへ
ネパールで大地震が発生してから約5ヵ月。
4月25日にネパールを襲った大地震は、約8,900人の犠牲者と2万人以上の負傷者を出し、多くの子どもたちの日常生活を奪い去りました。 ユニセフは、非常用に備蓄してあった医薬品やテントの配付を地震から数時間以内に開始し、地震の翌日にはパートナー団体とともにカトマンズ渓谷のすべての避難所に給水車を出すなど、生死を分ける災害初期に多くの命を守る支援を届けました。 これまでに、200万人以上に浄水剤や衛生用品を配布、54万人以上の母子に栄養支援を実施し、40万人を超える乳幼児に下痢性疾患への対処を行うなど、緊急下の子どもたちと家族を守るため、懸命の支援を続けてきました。 しかし、各地で道路や水道、病院などのライフラインが壊滅的な被害を受けたことに加え、断続的な余震が数百回にも及ぶなか、被災地ではいまだ280万人もの人々が避難生活を強いられ、110万人の子どもたちが生きるための支援を必要としています。さらに、雨季の後半を迎えたネパールでは、各地で洪水が多発し、避難所の衛生環境が急激に悪化、体力の弱った子どもたちが、下痢やはしかなどの感染症により再び命の危険にさらされています。 ネパールのすべての子どもたちの命が守られ、今後直面するさまざまな困難を乗り越えていけるように、さらなる支援の拡大が求められています。ユニセフ「ネパール大地震 緊急募金」に、どうか引き続きのご協力をお願い申しあげます。 | ||||
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