公益財団法人日本ユニセフ協会
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アフリカ干ばつ緊急募金 第43報
子どもたちを飢饉の脅威から守るために

【2012年2月14日発】

© UNICEF/NYHQ2011-0904/Onadja

ユニセフ(国連児童基金)は、6日、サヘル地方の栄養危機に影響を受けている子どもと女性の緊急ニーズに対処するため、2012年の上半期に6700万米ドルを必要としていると発表。サヘル8カ国(ブルキナファソ、チャド、マリ、モーリタニア、ニジェール、カメルーン北部、ナイジェリア、セネガル)が現在置かれている状況と、今後6−12ヵ月間に起こりうる状況を概観し、国際社会の支援を求める緊急アピールを発表しました。

レポートは、これら8カ国では、今後1年間にわたり、重度の栄養不良に苦しむ推定100万人の子どもたちを治療するため、緊急の対応が求められているとし、2012年の間、ユニセフは、栄養に焦点を置きながら、保健、水、衛生、衛生教育、HIV、「開発のためのコミュニケーション」 の面で支援を行い、ほかに、教育、子どもの保護、社会的保護の面から補完すると伝えています。また、ユニセフは、現在、中度の急性栄養不良に苦しむ子どもの治療について、どれほどのニーズがあるのかを、WFP(国連世界食糧計画)と共に見直しており、今後、ユニセフが担うべき支援範囲が決まり次第、更なる支援計画の見直しを行う予定です。