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財団法人日本ユニセフ協会
 



東日本大震災緊急募金 第77報
岩手県高校総体 前期・中心会期終了

【2011年6月17日 岩手発】

5月から熱戦を繰り広げてきた岩手県高校総体の前期、中心会期が6月6日で終了(水泳、ボート競技は6月17日〜19日に開催)。沿岸地区からの参加校も元気あふれるプレーを見せ、卓球男子では高田高校が29年ぶりの優勝、空手道団体男子は釜石商工、女子は大船渡高校が優勝(個人でも沿岸地区の選手が活躍)、バレーボール女子では高田高校が準優勝。皆持っている力を存分に発揮し、大きな活躍を見せました。

5月27日と28日に八幡平市上寄木ラグビーグラウンドで行われたラグビーフットボール競技(7人制)では、大船渡東高校が優勝。大船渡東高校は、東日本大震災で大きな影響を受けた学校のひとつです。

 
部員 2,3年生 11人、1年生 9人

大船渡東高校の石川聖監督は、「部員の中でも、自宅全壊、半壊、浸水の被害を受けた生徒が7,8人います。こうした中でラグビーがやれたこと、試合ができたことがうれしいです。練習も全員でできない状況が続きました。練習開始できたのも4月の終わりからです。いろいろな人に支えられて、そして勝つことができて、選手たちにとって一生の財産になったと思います。」「今後の目標としては、人数が増えたので15人制に挑戦したいです。できれば勝てるように・・・。1つずつ勝たせてあげたい」と話しました。

佐藤栄樹主将(3年)は、「“最高です!”そのひとことです。目標達成できたので」「花園予選に向けて、15人制で1勝したい」と、今後の抱負を語りました。

5月27日から30日にかけて、北上総合運動公園陸上競技場で行われた陸上競技でも、沿岸地域の選手たちが活躍を見せました。

   
陸上競技会場に掲示されたユニセフバナー   釜石高校陸上部   釜石高校陸上部の3年生

男子400mで優勝を果たした釜石高校の湊 友貴主将(3年)は、「記録はあまりよくありませんでしたが、決勝で優勝できました。東北大会に向けてしっかり調整してインターハイで活躍したいです。」「今の大変なときに、自分たちができることは、陸上で成績をのこして希望などをあたえること。そういうことができるように、しっかりがんばっていきたい」と、力強く話しました。

また、同じく釜石高校の野田幸実選手(3年)は女子5000m競歩で準優勝。
「2位だったけど、優勝したかった!地震があって、自分は高総体に出られないんじゃないかと悩んでいました。でも出られて本当によかったし、まわりの支えがあって出られたのでとても感謝しています。」「私は卒業したら釜石を離れるのですが、後輩のみんなはこれからも釜石に長くいると思うので高校生の力で釜石をひっぱっていってほしいと思います。陸上でも結果を出して、元気になってもらえるようにがんばってください。」(野田選手)

 

総合開会式で選手宣誓を行った釜石高校3年の松村将壽選手は走幅跳2位、三段跳では優勝を決めました。

宮古高校陸上部

宮古高校の女供譲主将(3年)は、「100m、200mとリレーに出ましたが、リレーは次の東北大会につなぐことができたのでよかったです。個人でも200mは決勝進出できて自己ベストも更新することができたので自分の中ではよかったなと思います」と、今大会を振り返り、次のように話しました。「今、地元もまだ復興しておらず、大変な部分もあります。でも自分たちが活躍して、そういう情報が地元に伝わると、みなさんが笑顔になってくれます。これから後輩にもがんばってもらって、地元の、宮古の力になればいいと思います。」

また、宮古高校の選手のひとり(3年生)は、「自分の競技は正直言って納得できるタイムで終えることはできませんでしたが、津波がきて被害を受けて、最初は高総体も無理だろうと思っていたのにここまで戻せたのは、チームメイトはもちろん、地域の人や他の県の人、いろいろな支援があってのことだと思います。最後の大会にみんなで力を合わせてたたかえたことと、東北大会にすすめる人もいたのでよかったです」と話しました。

「元気・スマイル・チームワークでがんばるぞ!」を合言葉に活躍した高田高校は、今回の震災で大きな被害を受け、校舎は全半壊。現在は、旧大船渡農業高校の校舎が利用されています。高田高校の選手の一人(3年生)は、「震災当初は出場できると思っていなかったんですが、たくさんの人に支えられてここまでちゃんと高総体を終わることができて、3年生の中でも東北(大会出場)を決められた人もいたのでよかったと思います」と、今大会を振り返りました。また主将(3年)は、「多くの方々の支援でこうして出ることができて、とても感謝しています。」と感謝の意を述べました。

6月4日から6日まで、花巻市 石鳥谷ふれあい運動公園で行われたソフトボール競技。高田高校の選手たちも全力プレーで活躍しました。高田高校は津波の被害を受け、部室も全壊。選手たちは、部室から唯一みつかったヘルメットをこの大会でも大切に使っていました。

試合前のミーティングで、監督は「新しいユニフォームでみんながそろっているのを今日初めてみるけど、みんな似合ってるよ。ひとつだけ言っておきたいことがある。“笑顔でプレーしよう”緊張をほぐすためにも笑顔で!応援してくれているみなさんにも笑顔の姿をみせよう!」と、選手たちに話しました。

   
盛岡商業高校を相手に健闘しましたが、2−4で惜しくも初戦敗退。
高田高校ソフトボール部の3年生

「いろいろ大変なこともあったけど、この3年生3人で乗り切れました。先輩や親に支えてもらったので恩返しのプレーができたと思う。」(熊谷有美主将) 「今までで今日がいちばんいい試合だったし、いい思い出になりました。」(村上彩選手) 「つらいことや楽しいことがいっぱいありました。今日は悔しかったけど楽しくできていい思い出です。」(村上由奈選手)

高田高校の選手たちは、「全力でがんばりました。このがんばりが届くとうれしいです」と話しました。

たくさんの応援の中で開催されている岩手県高総体。6月17日〜19日にはのこる水泳、ボート競技が行われ、そして東北大会、全国大会へと熱戦は続きます。

写真クレジット全て:© 日本ユニセフ協会

現在の支援物資到着状況

支援先
(県別)
支援物資 到着日 数量 寄贈企業 備考
宮城 3月19日 12,288本 VanaH(株) 2Lペットボトル
福島 3月22日 12,672本 VanaH(株) 2Lペットボトル
宮城 男児・女児用下着 3月22日 20万枚    
岩手 男児・女児用下着 3月23日 3万枚    
福島 3月23日 4,680本 キリンMCダノンウォーターズ(株) 2Lペットボトル
宮城 子ども用靴 3月23日 10,000足  
宮城 子ども用おむつ 3月24日 80パック P&G  
岩手 子ども用下着 3月24日 9,700枚    
福島 3月24日 12,288本 VanaH(株) 2Lペットボトル
岩手 3月26日 1,404足 アキレス(株)  
岩手 男児・女児用下着 3月27日 28,266枚    
岩手 長靴 3月27日 7,462足    
岩手 お尻ふき 3月28日 1,200個 P&G 赤ちゃん用
宮城 レクリエーションキット
「箱の中の幼稚園」
4月2日 各50   ユニセフ物資供給センターより調達
岩手 レクリエーションキット
「箱の中の幼稚園」
4月2日 各50   ユニセフ物資供給センターより調達
宮城 ランドセル 4月6日 70個 日本ニューバッグチェーン  
岩手 ランドセル 4月6日
-7日
340個 セイバン  
宮城 学校用かばん 4月8日 18,000個   ユニセフ物資供給センターより調達
岩手 学校用かばん 4月8日 18,000個   ユニセフ物資供給センターより調達
宮城 防犯ブザー 4月8日 5,000個    
岩手 防犯ブザー 4月8日 5,000個    
宮城 軽自動車 4月8日 3台    
宮城 サプリメント 4月上旬〜 4,000ボトル    
福島 4月11日 1,536本 VanaH(株) 2Lペットボトル
宮城 レクリエーションキット
補充素材
4月12日 60セット
宮城 ミニカー 4月12日 約1,200 タカラトミー
相模原* 4月12日 12,288本 VanaH(株) 2Lペットボトル
宮城 プレイマット 4月13日 2種
各80枚
IKEA
宮城 お絵かきセット 4月13日 60セット IKEA
岩手 保育園用いす・テーブル・座卓 4月14日 いす75脚・テーブル11台・座卓9台   被災した各幼・小・中・高と移転先へ
宮城 原付バイク 4月15日 5台    
岩手 小・中学生用ノート・文具セット 4月15日 (16,700セット)    
宮城 PC183台・コピー・FAX複合機(57台)・プリンター(61台) 4月18〜21日     各幼・小・中・高と移転先へ
福島 移動式黒板 4月21日 10台    
福島 仮設トイレ 4月22日 20基    
福島 放射能量測定器 4月28日 14台   相馬市各学校へ
岩手 更衣室・授乳用仕切りシステム 4月29日 21セット    
埼玉* 牛乳 4月末〜     加須市双葉町避難所
埼玉* ヨーグルト 5月初旬〜   ダノンジャパン(株) 加須市双葉町避難所
岩手 クーピー(120セット)/絵の具(240セット) 5月13日      
岩手 卓上電気スタンド 5月14日 15台    
岩手 文具セット 5月16日 840セット    
福島 ロッカー 5月16日 22セット   南相馬市教育委員会へ
福島 PC 5月16日 1台   石川町教育委員会
宮城 コピー機(2台)/PC(2台)、プリンター(2台) 5月     東松島市保育所/亘理町保育所2ヶ所)
岩手 受水槽、浄化槽、給水タンク 5月工事      
宮城 ソーラー式ワクチン冷蔵庫 5月18日      
福島 扇風機 5月30日 112台   南相馬市教育委員会
福島 マスク 5月30日 10万枚   南相馬市教育委員会

ちっちゃな図書館送付状況:約13万冊が650箇所以上に発送済み。(6月6日現在)
福島「おもいっきり!そとあそび」プロジェクトの参加児童数(予定含む):約5600名(5月26日現在)

*被災者受け入れ場所

※一部支援物資については、各県の物資集積倉庫より他県の避難所または被災者に配布されている場合もございます。

2011年6月1日午前9時現在 (広報室まとめ)