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日本ユニセフ協会
 



東日本大震災復興支援 第189報
宮城県 南三陸町長が、ユニセフハウスを訪問。復興への思いを語る

ユニセフハウスにて。左 佐藤仁南三陸町長 右 早水日本ユニセフ協会専務理事

4月4日、宮城県南三陸町佐藤仁町長がユニセフハウスを訪問。日本ユニセフ協会を通じ世界中の皆様から寄せられた大きな支援に対し感謝の言葉を述べられました。

南三陸町は、東日本大震災とそれに伴う大津波により、町民の半数近くが犠牲となり、町役場や防災庁舎、病院や学校など町の施設も多くが損壊。町長ご自身も津波に巻き込まれ、防災庁舎の屋上でなんとか一命を取りとめたといいます。

震災から2年が経過した今、南三陸町は復興に向けて歩き始めています。日本ユニセフ協会も、学用品、学校備品、幼稚園園舎、保健センターなど、南三陸町で必要とされる支援に継続的に取り組んできました。

南三陸町あさひ幼稚園の子どもたち。日本ユニセフ協会の支援で2012年7月に完成した新しい園舎で

佐藤町長は、マンパワー不足解消のためには職員を確保することが必要であり、そのために東奔西走していらっしゃること、復興活動のための土地の確保にはたくさんの課題があり、計画を修正しつつ進めていることなど、様々な困難に直面しながらも復興に向けて行動していらっしゃることをお話しくださいました。佐藤町長の圧倒されるほどのエネルギーと、復興に向けた力強い思いを伺うことができました。

これを受けて、日本ユニセフ協会の早水研専務理事は、日本ユニセフ協会として、今後は心理社会的ケア・子どもの保護・子どもにやさしい復興計画を中心に、継続して復興に向かう町や子どもたちを支えていくことをお伝えしました。

写真クレジット全て:©日本ユニセフ協会

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