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日本ユニセフ協会
 



東日本大震災復興支援 第213報
「子どものまち・いしのまき」今年は、ユニセフハウスも登場

【2013年10月6日 石巻発】

© 子どものまち・いしのまき実行委員会

日本ユニセフ協会は、東日本大震災被災地における子ども参画による復興支援活動の一環として、昨年に引き続き、10月5日(土)と6日(日)の2日間、NPOや市民活動団体が宮城県石巻市で開催した「子どものまち・いしのまき」をサポートしました。

■ハローワークでお仕事探し、稼いだ“マキー”でお買い物

昨年、延べ1700人あまりの子どもたちが参加した「子どものまち・いしのまき」は、子どもの“やりたい”を応援するイベント。子どもの思いや夢、子どもたちが本来持っている力を引き出し、まち全体をワクワク・ドキドキの遊び場&学び場にする「まち体験交流活動」です。生憎の雨模様となった今年も、2日まで1000人を超える子どもたちが参加。病院や銀行、ケーキ屋、獣医、生ジュース屋、テレビ・ラジオ局、スタイリスト、歌手など、本イベント準備も兼ねた子どもたちが復興を語り合う会合の中で、子どもたちが将来”やりたい・なりたい”と思った仕事の現場=店舗などが登場。子どもたちは、まず、「ハローワーク」で求人票を探し、それぞれの店舗で”仕事”をして貯めたお金(石で出来た特別通貨“マキー”)で、みんながつくったものやサービスを利用・購入。遊びを通じて、社会の仕組みや「仕事」の意味・意義などを楽しく学んでいました。

© 子どものまち・いしのまき実行委員会

日本ユニセフ協会は、子ども参加や街づくりの専門家の派遣を通じて、本イベントの開催・実施を応援。2年目の今年は、ユニセフの広報や募金活動などの“お仕事”を学び・体験できるブースを出店しました。

■”マキー”でシリア募金も

ユニセフハウスでのお仕事は、広報とユニセフカード&ギフトショップの店員さん。宮城県ユニセフ協会のボランティアさんらから開発途上国の子どもたちが置かれている様々な状況のお話を聞いた子どもたちは、印象に残ったこと、他の人に伝えたいことなどをカードにしたため、子どものまちバージョンの「ユニセフニュース」(壁新聞)に掲示。2日間に店頭に寄せられた“マキー募金”とカード&ギフトの売り上げの総額579マキーは、日本ユニセフ協会職員有志がポケットマネーで換金。現金でお預かりした募金4,731円と合わせ、総額25,951円がシリア緊急募金に寄付されました。

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