EYE SEE TOHOKU〜子どもたちの目が見る被災地の今と明日〜

EYE SEE TOHOKUについて

「EYE SEE」は、紛争や災害、貧困など厳しい状況下で暮らす各国の子どもたちに写真撮影を通じて、自分の生活について記録し、考えや感情を表現し、周囲と共有する体験を提供することを目的とするユニセフの写真プロジェクトです。

東日本大震災緊急・復興支援活動を続けている日本ユニセフ協会は、「EYE SEE TOHOKU」を開催し、2011年11月から約1ヶ月をかけて、岩手県大槌町、宮城県石巻市、福島県相馬市の3箇所で写真ワークショップを行いました。ワークショップには小中学生27人が参加し、20年以上にわたりユニセフとともに仕事をしてきた写真家のジャコモ・ピロッツィ氏から本格的な写真撮影の技術などの指導を受けました。子どもたちは、自分の気持ちと向き合い、友達と話し合いながら、写真に撮りたい対象やテーマを自分たちで決め、撮影に向かいました。

子どもたちが撮影した写真を見てピロッツィ氏は「とてもパワフルだ!」という言葉を何度も発しました。子どもたちは、震災がもたらした様々な現実をそのまま受け止めながら、日常を生きています。大切なもの。変わってしまったもの。変わらないもの。失ってしまったもの。残したいもの。伝えたいこと。子どもたちの目を通じて見る世界にはたくさんのメッセージが込められています。写真を通じて表現された子どもたちの思いや声を聞くことは「子どもにやさしい復興」を実現する第一歩にもなるものと思います。

EYE SEE TOHOKUは、ソニー株式会社のご支援で実施されています。ソニー株式会社は、ワークショップで使われる機材のご提供や運営費用のサポートなど、2006年からユニセフの子ども写真プロジェクトEYE SEEの活動を支援しています。

日本ユニセフ協会トップページへ