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財団法人日本ユニセフ協会



サモア地震津波緊急募金 第1報
地震による津波被害 ユニセフ緊急対応チームを派遣

[2009年10月1日 フィジー(首都スバ)発]

© UNICEF Pacific/Cherelle Jackson

ユニセフ(国連児童基金)は、9月29日朝(=現地時間/日本時間30日未明)、南太平洋サモア沖を震源とするマグニチュード8.3の地震で発生した津波の被災者を支援するため、フィジーの首都スバにあるユニセフ太平洋諸国事務所より緊急対応チームを派遣。いち早くサモアとトンガに人道支援を開始します。ユニセフはまた、米領サモアにも支援を行う用意をしています。

ユニセフ太平洋諸国事務所代表のイシエ・ンドンビ医学博士は、津波による被害の甚大さに驚き、影響を受けたサモアとトンガの被災者たちを慮り、迅速な支援を約束しました。

© UNICEF Pacific/Cherelle Jackson

「被災したサモアとトンガの子どもたちやその家族に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。これは信じられない規模の災害であり、ユニセフは、サモアとトンガにいるパートナーや国際機関と協力しながら、迅速な援助物資の提供と支援を行います。ユニセフは、過去の経験から、子どもたちに直ちにはしかの予防接種を実施し、困難な状況にある女性と子どもたちを保護し、疫病等を予防するため適切な衛生設備(トイレ)を設置することが重要であると認識しています。ユニセフは、こうした分野での支援をいつでも提供できる準備があります。米国政府はすでに、米領サモアを大規模災害地域に指定したとのこと。ユニセフ太平洋諸国事務所は、米国政府からの要請があれば米領サモアにも支援を提供する用意があります。」

ユニセフ太平洋諸国事務所は、女性と子どもたちに重点を置きながら、迅速なニーズ調査を行い、サモアとトンガの子どもとその家族に対して、直ちに物資支援、そのほかの支援を提供する予定です。こうした活動は、国連常駐調整官事務所と国連人道問題調整事務所との調整のもと行われます。