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財団法人日本ユニセフ協会
 



フィリピン台風緊急募金 第2報
ユニセフ 本部や周辺国からも専門家を派遣
コペンハーゲン発の支援物資60トン、今日フィリピンに

【2013年11月10日 マニラ/ニューヨーク/コペンハーゲン発】

© UNICEF/NYHQ2013-0988/JEOFFREY MAITEM
タクロバン市内の避難所に身を寄せている子どもと母親。市内には13の避難所におよそ1万5,000人の人々が身を寄せており、水や食糧などの支援物資を切実に求めています。

11月8日フィリピンに上陸した台風30号(ハイエン)。被災の全容はまだ把握できていませんが、ユニセフは、被災した子どもは400万人にも達する可能性があるとしています。

こうした状況を受け、ユニセフは、フィリピン国内はもとより、本部や周辺国の事務所を総動員し、この大災害への対応をはじめています。フィリピン国内では、通常の支援プログラムを一時停止。フィリピン国内にあった人、物資、資金の全ての資源を最大限に動員し、緊急支援活動にあたっています。

一方、ユニセフ本部(ニューヨーク)は、緊急事態に対応するために常設する編成支援チーム(Emergency Reaction Team)に所属する専門家を総動員。水と衛生、栄養、子どもの保護、そして物流(ロジスティックス)の分野で、支援活動他ならびに他の人道機関との調整活動にあたっています。

また、支援の“最前線”で活動する人員の増員や、国内に備蓄されていた支援物資の被害の大きかったタクロバン地域を中心とした被災地への輸送を急ピッチで進めています。デンマーク・コペンハーゲンのユニセフ物資供給センターから空輸されている、10,000世帯・総額130万米ドル分の支援物資約60トンは、本日フィリピン(マニラ)に到着する予定です。

公益財団法人 日本ユニセフ協会(東京都港区・会長 赤松良子)は、台風30号(ハイエン)被災地域でのユニセフの緊急支援活動をサポートするため、「フィリピン台風緊急募金」の募金口を開設しました。