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ユニセフ子どもネットウェブマガジン
No.28
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世界のニュース(1)

ユニセフ60年の歩み

子どもネットのみなさん、新年あけましておめでとうございます。

2007年の今年、ユニセフは60歳の誕生日(たんじょうび)をむかえました。今回は、ユニセフ60周年にちなんで、ユニセフがこれまで行ってきた活動を写真とともに、みなさんに紹介したいと思います。

 ★1946年〜1959年:ユニセフの誕生(たんじょう)

1946年に行われた国連総会(こくれんそうかい)で、ユニセフはうまれました。ユニセフのはじめのころの目的は、第2次世界大戦によってくるしい状況におかれている子どもたちを助けることでした。1959年には『児童の権利に関する宣言(じどうのけんりにかんするせんげん)』が国連総会で採択(さいたく)され、世界中の人びとが子どもの権利について深く考えるきっかけになりました。

 ★1960年〜1979年:開発(かいはつ)の10年

1960年代から70年代にかけては、開発の10年と呼ばれています。この10年のあいだ、たくさんの国ぐにが独立(どくりつ)していきました。それに合わせて、ユニセフは活動の幅を緊急支援だけではなく、栄養(えいよう)、教育(きょういく)、健康(けんこう)などの分野に広げていきました。その活動がみとめられ、ユニセフはノーベル平和賞を1965年に受賞(じゅしょう)し、世界中で注目される組織になりました。

 ★1980年〜1989年:静かな危機

ユニセフがうまれてから、子どもを助けるための努力を何十年も続けてきました。それでも、これまでに世界中で1,500万人の子どもの命が、防ぐことのできる病気や戦争、エイズによって失われていました。もっと多くの命を救うために、ユニセフは紛争地帯(ふんそうちたい)などの危険な場所での活動を始め、予防接種(よぼうせっしゅ)や教育の分野の活動をさらに強化しました。

 ★1990年〜1999年:子どもの権利

1990年には世界中の大統領(だいとうりょう)や首相(しゅしょう)たちが集まって、世界子どもサミットが開かれました。このサミットで、「子どもの権利条約(けんりじょうやく)」が採択(さいたく)されました。この条約は世界で一番多くの国が認めた条約になり、世界中が子どもの権利を守るための大きな力になりました。

★2000年〜現在:開発のまん中にいる子どもたち

開発途上国(かいはつとじょうこく)の開発の中で、子どものやくわりはどんどん重要になっています。ユニセフは子ども参加の重要性をうったえ、もっと多くの場所で子どもが自分の意見を言える場所を作るための努力をしています。ユニセフは今では先進国を含めて世界190カ国で活動し、子どもたちの問題を解決する努力をつづけています。

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