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日本:約80日ぶりの再開 岩手大槌保育園

2011年6月1日


© 日本ユニセフ協会
家族の人たちと元気に登園する子どもたち。

6月1日朝、日本ユニセフ協会の支援を受けた岩手県大槌町の大槌保育園が約80日ぶりに再開しました。大槌保育園では、園内にあったものはすべて津波でどろだらけになったり、流されたりしました。新しい仮設の園舎は、津波の被害を受けた園舎から内陸に3キロほどはなれた、緑ゆたかな場所に建てられました。岩手県のある建設業者のみなさんが、保育園をはやく始められるように、がんばって資材をあつめ、子どもたちのために最優先で建設作業をすすめてくださいました。


© 日本ユニセフ協会/2011/K.Goto

保育園の再開当日は、朝はやくから46人の子どもたちが元気に登園しました。先生たちも子どもたちの元気なすがたに安心した表情をうかべました。園長の八木沢先生は、子どもたちに「先生たちもみなさんと同じようにこの日を楽しみに準備していました。地震、津波のために、もう会えなくなったお友だちがいますが、いつも見守ってくれています。みんな一生けんめい遊んで、お友だちとなかよくして、先生のいうこともよくきいて過ごしていきましょう」とあいさつしました。この日のために一生けんめい準備してきた先生たちや子どもたち、子どもたちの家族もみんな喜びにあふれました。

財団法人 日本ユニセフ協会