世界のニュース

日本:東北の子どもたちの夢をつなぐ 宮城県中総体開催!

2011年7月28日


© 日本ユニセフ協会

日本ユニセフ協会は、被災した宮城県沿岸地域の中学生が、ほかの地域の中学生と同じように、これまで積みかさねてきた練習の成果を発揮できるよう、第60回宮城県中学校総合体育大会を支援しています。
震災の影響で沿岸地区の学校は、参加が厳しい状態にありました。日本ユニセフ協会は、宮城県教育委員会や宮城県中学校体育連盟の要請をうけ、被災地の子どもたちが大会に参加できるよう、支援を実施しました。
7月22日に行われた開会式では、石巻市立河南西中学校の片平裕紀さん、石巻市立河北中学校の鈴木水生さんが「命を落とした仲間もいる、用具も流され、練習もままならなかった。そんな中、大会が開催されたことは、感謝の気持ちでいっぱいです。この気持ちを忘れずに精一杯戦い抜くことを誓います」と、力強く宣言しました。
大会に参加した中学生たちは、「大会が開催されてうれしい!」「支援してくれた日本中の人たちに『ありがとうございます!』ってお礼が言いたい」と、元気な声で話してくれました。

財団法人 日本ユニセフ協会