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日本:宮城県山元町ふじ幼稚園で臨時保育が再開

2011年8月2日


© 日本ユニセフ協会

8月1日、東日本大震災で大きな被害をうけた私立ふじ幼稚園で、約5ヶ月ぶりに臨時保育が再開されました。臨時保育が行われる真庭区民会館には、朝早くから保護者と子どもたちがあつまり、久しぶりの友だちとの再会を喜びあっていました。
始業式では、園長先生が次のようにあいさつしました。「3月11日の寒かったときからずっと会えなくてごめんなさい。みんなのことをずっと考えていました。みんなに会えてすごくうれしいです。その間も地震があったりして怖かったですね。おうちで待っていてくれた子、他の幼稚園でお友達をつくった子、みんなこれからはふじ幼稚園で元気いっぱい遊びましょうね。」
子どもたちの遊ぶようすに安心したお母さんたちは、次のように話します。「子どもは津波を見てしまったので、まだうなされています。震災からずっと外に出られませんでした。車もなかったので、ようやく外に出ることができました。ユニセフの支援はとってもありがたいです。」
日本ユニセフ協会は、園の先生や保護者の方、子どもたちの要望を取り入れながら幼稚園や保育園を再建するための計画を進めています。

財団法人 日本ユニセフ協会