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日本:岩手県大槌町の吉里吉里(きりきり)保育園が仮園舎での保育を開始!

2011年9月6日


© 日本ユニセフ協会
真剣な顔で“みんなでデッキづくり”に取り組む吉里吉里保育園の園児たち

岩手県大槌町の吉里吉里保育園は3月11日の震災で園舎が全壊・流失してしまいました。約半年の間は民家やお寺の部屋を借りて保育を続けてきました。日本ユニセフ協会は仮設園舎の支援を行うことを決定し、素材やレイアウトを工夫して子どもたちが安心して安全に過ごせる保育園になるよう建設業者の方々と何度も打ち合わせを行いました。
8月11日には年長クラスの子どもたちが集まり、置くだけで設置できるデッキをみんなでつくりました。子どもたちは真剣な顔で説明を聞いたあと、夢中で作業をしました。園長の芳賀先生は「ついにここまで来たという感じがして涙がでました。まず第一歩。」「気兼ねせずにいられる自分たちの園ができたのが一番うれしいです。」とお話をしてくださいました。
仮設園舎での保育の再開からしばらく経ち、園には子どもたちの元気な笑顔があふれています。日本ユニセフ協会は、先生方と相談をしてこれからも子どもたちがより安心・安全に過ごせるような園づくりを進めていきます。

財団法人 日本ユニセフ協会