世界のニュース

子どもの死亡数、年間760万人に

2011年9月15日


© UNICEF/NYHQ2010-3073/Giacomo Pirozzi

ユニセフと世界保健機関(WHO)は、5歳の誕生日を迎える前に命を失う子どもの数が、1990年には年間1,200万人以上だったのが、2010年には年間760万人に減少したと発表しました。これは、1990年に比べ、1日あたり1万2,000人の幼い命が守られていることになります。
しかし、いまだに毎日約2万1,000人の5歳未満の子どもが命を失っていて、その約7割の子どもは1歳の誕生日さえも迎えることができません。さらに、住んでいる国や地域で5歳を迎えられる割合の差は広がっています。5歳の誕生日を迎えることなく命を失う子どもの約8割は、サハラ以南のアフリカと南アジアに集中しています。
「最も厳しい状況にある地域に重点を置いて支援を行えば、より早く、より多くの子どもの命を救うことができます。」と、ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は話します。

財団法人 日本ユニセフ協会