日本：「名取市図書館どんぐり子ども図書室」完成

2012年1月10日

© 日本ユニセフ協会 図書室のオープニングセレモニーのようす

宮城県の名取市立図書館は、3月11日の地震で大きな被害を受けて、使用することができなくなってしまいました。日本ユニセフ協会は昨年11月より、子ども用の図書館を建てる支援を行ってきました。そして1月6日、「名取市図書館どんぐり子ども図書室」が完成し、オープニングセレモニーが開かれました。

「オープンする前から親子が集まり、子どもたちが並んでいた姿に感動しました。子どもたちの姿を見て、図書室をオープンすることができ本当によかった。私たちの願いがかないました」と名取市図書館館長の菅井美枝子さんは目をうるませながら話をしていました。

10歳の女の子のお母さんは「子どもがずっと本を読みたがっていたので、ありがたいです。木の香りがする素敵な図書館でうれしいです」と話しました。7歳の女の子は「本は給食と同じぐらい好き。迷路の本やブルーナが一番好き。」と笑顔を見せてくれました。