日本：岩手県大槌町の幼稚園　仮設園舎での始業式

2012年1月30日

© 日本ユニセフ協会 始業式のようす

岩手県大槌町にある「みどり幼稚園」は、3月11日の地震で園舎が大きな被害を受けたため、これまで大槌高校の施設を借りて保育を行ってきました。子どもが大切な教育を受けられる幼稚園の環境を早く整えなければならないと考え、日本ユニセフ協会は仮設園舎を建てる支援を行うことにしました。そして1月24日、仮設園舎が完成し、3学期の始業式が行われました。いつもより1週間ほどおそい新学期の始まりでしたが、新しい園舎にはたくさんの笑顔があふれました。子どもたちの元気なあいさつで始まった始業式。先生から「新しいピカピカの幼稚園でみんなに会えてうれしいです。みんなはどうかな〜？」と問いかけられると、子どもたちからも「うれしい！」と元気な声があがりました。

園長の佐々木栄光先生は「日本中・世界中の人たちの支援で新しい幼稚園ができました。大切にしながらすごしてくれたらいいなと思います。」とごあいさつされました。

子どもたちからは「友だちに会えてうれしい！」「広くてきれい！」といった声が聞かれました。仮設園舎の建てられた場所は少し内陸に入った、自然豊かなところです。雪の残る園庭を楽しそうにかけまわる子どもたちの姿もみられました。