世界のニュース

子どもの死亡数、年間690万人に

2012年9月13日


© UNICEF/NYHQ2012-0156/Quarmyne

ユニセフは、5歳の誕生日を迎える前に命を失う子どもの数が、1990年には年間1,200万人以上だったのが、2011年には年間690万人に減少し、過去21年間でほぼ半減したと発表しました。これは、1990年に比べ、1日あたり1万4,000人の幼い命が守られていることになります。
しかし、いまだに毎日約1万9,000人の5歳未満の子どもが命を失っていて、今のままだと、2000年9月に国連ミレニアムサミットで採択されたミレニアム開発目標の8つの目標のうちのひとつ、「2015年までに1990年と比べて5歳の誕生日を迎える前に命を失う子どもの数を3分の1までに減らす」という目標を達成するのにはまだ充分ではありません。

生まれた国や地域、家族の収入などによって、子どもたちの命は大きく左右されます。しかし、どこに生まれても命は等しく、育まれなければいけません。
ユニセフは、皆で子どもたちの命を守っていくよう世界中のすべての人々に呼びかけるとともに、5歳の誕生日を迎える前に命を失う子どもの数が多い国を中心に、ひとりでも多くの子どもを守れるよう、これからも活動を進めていきます。

公益財団法人 日本ユニセフ協会