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熊本:ユニセフシンポジウム2013

2013年6月4日


© 日本ユニセフ協会
熊本市立藤園中学校を訪れたレーク事務局長、アグネス大使、アフリカからの留学生ら。

熊本県ユニセフ協会は1993年から毎年、日本の子どもたちとアフリカからの留学生が一緒に地球市民として未来について考える、「アフリカの子どもの日」を開催してきました。20回目を迎える今年は、アンソニー・レーク ユニセフ事務局長とアグネス・チャン日本ユニセフ協会大使も参加され、「ユニセフシンポジウム2013」が開催されました。レーク事務局長は、「日本の支援のおかげで、たくさんのアフリカの子ども達の命が救われてきました。しかし、町から遠く離れた場所や、争いが続いている地域では、今も多くの子どもの命が失われています。ぜひ日本の子どもたちに、アフリカの子どもたちの命や健康を守る方法を考えていってほしい。」と話しました。アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使は、今年の4月に訪れたナイジェリアについて、「ナイジェリアは、貧しい人と豊かな人の差が大きい国の一つです。ナイジェリアでは、多くの子どもたちが出生登録されていませんでした。出生登録されていないと、保健サービスや学校に通えなくなることがあるのでとっても大切です。」と話ました。また、「ユニセフの活動によって、たくさんの子どもたちが出生登録されるようになりました」と、アグネス大使は話しました。お二人に続き行われた、パネルディスカッションでは、国籍や年れいに関係なく、みんなで日本とアフリカのこれまでの20年とこれからの20年について熱く語りました。

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