ニジェール:うしなわれないもの、それは教育2015年3月22日ニジェール発
アフリカのニジェールにある、アボウンガという地域(ちいき)に避難(ひなん)してきたガンボちゃんは、自分がいったい何才なのか、わからないといいます。ガンボちゃんは、故郷(こきょう)のタム村では、家族の生活をささえるために、1年間、道で食べものを売っていました。しかし、タム村では、ぼうりょくや争いごとが起きたため、ガンボちゃんは家族といっしょに、アボウンガに逃げました。 そんななか、ガンボちゃんのような子どもたちが、教育(きょういく)を受けられるように、ユニセフは、テントで作る教室をアボウンガに届けました。 今日、ガンボちゃんの故郷であるタム村から、ディリ校長先生がやってきました。校長先生は、テント教室の中でこう話しました。 ガンボちゃんは、もう道の上で食べものを売っていません。ガンボちゃんには、しょうらいのゆめがあります。先生になることです。 <抄訳:臼井遥比(明治学院大学)> ■このニュースの詳しい内容は |