東ティモール:小学校に行く前にみんなでいっしょにべんきょうしよう!2016年5月23日マタホイ(東ティモール)発
東ティモールのマタホイ村でのお話しです。オリンピア・カルバリョさんはいつも「子どもたちをようちえんに行かせてあげたい」と思っていました。しかし、ようちえんは家からとても遠いし、たくさんのお金がひつようでした。 でも今は、カルバリョさんの村ではじまった新しいとりくみのおかげで、子どもたちもカルバリョさんも、べんきょうすることができるようになりました。カルバリョさんは保護者教育(ほごしゃきょういく)セッションという親のためのプログラムに参加しています。その間、5才のアタナジオくんと3才のイザイアスくんは就学前教育の代わりになるプログラムに参加しています。就学前とは日本で言う小学校の前のことです。アタナジオくんとイザイアスくんが参加しているものは、地域(ちいき)のボランティアによって週3日行われています。カルバリョさんは、「子どもたちは、あそびを通した学習など、たくさんのことを学んでいます。私にも、家で子どもたちにやってあげられることがたくさんあると分かりました。」 主婦(しゅふ)のフェルナンデスさんはボランティアとして、地域の子どもたちのために、べんきょうを教えています。フェルナンデスさんはユニセフの支援のもと、訓練(くんれん)をうけました。「この訓練のおかげで、子どもたちとよくコミュニケーションがとれるようになったり、生徒たちを授業(じゅぎょう)に集中させる力がつきました。」 就学前教育のための場所を用意したのは、村のリーダーのアントニオ・ソアレスさんでした。「いつもこの地域にようちえんがほしいとねがっていました。」ソアレスさんは、就学前教育に参加した子どもたちは、より自信があり、すくすくと成長(せいちょう)していると感じています。「私のゆめがかないました!」と、ソアレスさんがはなします。 <抄訳:山本美帆(明治学院大学)> ■このニュースの詳しい内容は |