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2016年度 ユニセフリーダー講座のご報告

2016年8月2日(火)、3日(水)、ユニセフハウスに於いて中学生・高校生を対象としたユニセフリーダー講座を開催いたしました。当日は、両日で全国から98名の中学生・高校生が参加してくださいました。
ユニセフ基礎講座では、DVD「ユニセフと地球のともだち(改訂版)」の上映後、開発途上国の子どもたちの現状やユニセフの活動を、子どものパーソナルストーリー交えて解説しました。  その後、開発途上国の保健センターや学校の教室を再現したユニセフハウスの展示スペースを見学いただきました。

ゲストコーナーでは、現在、横浜国立大学大学院博士課程に在学中のネパール人留学生、エソダ・バスネットさんをお迎えしました。自己紹介に続き、ネパールの紹介、ネパール大地震やネパールの教育の現状と課題等についてお話いただきました。

その後は前半の解説を踏まえ、グループで「あなたがユニセフの担当官なら」というテーマのワークショップを行いました。「ネパールのある村(ティストン村)の子どもの教育状況を考え、より多くの子どもたちが学校に行き、卒業するために、どういう活動をすると良いか。その活動はどういう理由でするのかを考える。こうした活動に相応しい事業名を考える」という課題についてグループで討議いただきました。各グループ共、活発にアイデアを出し合い、最後に討議の結果を発表いただきました。最後にはエソダさんよりネパールの歌「レッサム フィリリ(飛んで行きたい)」と、ネパール舞踊の披露があり、全員で合唱と踊りを体験し今年度のリーダー講座は大盛況のうちに幕を閉じました。

参加者のアンケートでは、「ここでしかできない体験や自分で考えたりする機会はとても貴重でした」、「とてもためになる講座でした。ディスカッションで班と仲良くなれてよかったです」、「普段、聞けない話ばかりで興味深かった」、「世界中の子どもたちのことを学び、私の人生が幸せだということがよくわかった。私も世界中の子どもたちが幸せになれるように協力します」、「将来、国連機関に興味があるので、この講座はとても役に立つなと感じた」、「学校では学べないことを知ることができた」、「今後、自分のできることをして、将来の国際支援の夢の基盤にする」など、この講座で得たことを、今後の活動に活かし、行動に移していこうという多くの意欲的な感想をいただきました。
次回のリーダー講座は2017年の夏に予定しています。ホームページや学校への通信などでお知らせする予定です。多くの皆さんのご参加をお待ちしております。

   
   

写真:© 日本ユニセフ協会

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