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海外インターン生・波多野 奈津子さんのベトナム・レポート

(公財)日本ユニセフ協会では、国際協力人材養成プログラムの一環で、日本人の大学院生をユニセフの現地事務所にインターンとして派遣する「海外インターン派遣制度」というプログラムを実施しています。

ユニセフ・ベトナム事務所派遣の海外インターン生、波多野 奈津子さんからの現地レポートが届きました!

すべての赤ちゃんが健やかに生まれてくるために〜早期必須新生児ケア(EENC)とカンガルー・マザー・ケア(KMC)の推進〜

私が所属している子どもの生存と成長(Child Survival and Development)部署の保健分野では、出産時の基本的ケアと未熟児に対するケアを浸透させることを目的とした、医療従事者の育成及び女性に対する啓発活動を支援するプログラムを行っています。これらのケアはカンガルー・マザー・ケア(KMC) を含む早期必須新生児ケア(Early Essential Newborn Care/EENCを中心としたもので、KMCは特に未熟児に対して体重増加などの発育によい影響を及ぼすことが知られています。2015年には、世界で270万人の新生児が生後28日以内に命を落としており、これらの医学的に有効性が証明された基礎的なケアが施されれば、多くの命が救われるといわれています。 インターン業務では、このプログラムの1年目評価レポート作成に関わり、4つの省へのフィールドワークを通して、現状と課題が見え、同行させていただいた保健省の専門家の方々からも、多くのことを学びました。全体的には、計画されたトレーニングの実施、モニタリングと啓発活動はきちんと実行され、知識や技術に改善が見られるものの、省、区など各行政区や地域によってまだまだフォローアップや研修強化が必要な部分があり、専門家の方々が視察を通して技術的なアドバイスをされていました。また、リプロダクティブヘルスセンターからの聞き取り調査で、例えばディエン・ビエン省では、ケアサービスを届けるためのインフラや教育が整備されていない等、地理的、社会経済的な問題点も聴取し、保健プロジェクトを超えて広い視点で社会課題を改善していく必要性を痛感しました。

©日本ユニセフ協会

(EENCの臨床スキルが十分に施されているか、新生児レプリカなどのモデルキットを使って医療従事者にテストし、アドバイスを加えている。写真手前(ピンクの服)が、保健省のEENC専門家)

©日本ユニセフ協会

(活動の進捗をリプロダクティブヘルスセンターの方(写真左)とチェックしているようす)

国際ボランティア・デーのイベント

12月初旬に、ハノイの公園の広場で開催された国際ボランティア・デーに参加し、ベトナム国連ボランティア(UNV)のブースをお手伝いさせていただきました。会場は他の援助機関やNGO団体のブースで埋め尽くされ、メインステージやワークショップ会場では様々なイベントが行われていました。イベントには若者、学生を中心に1万人近くの来場者があり、UNVブースにも多くの方が訪れ、持続可能な開発目標(SDGs)に関するクイズなどで盛り上がりました。UNVのスタッフが担当したSDGsのトークセッションでは、多くの若い人たちが熱心に聞き入ったり質問を投げかけたりする姿がすごく印象的で、少数民族に対する教育などベトナムならではの話題も上がっていました。

こうした啓発活動や、次世代の人たちに関心を持ってもらう大切さを改めて感じた一日でした。

©UNV in Viet Nam

会場入り口

©UNV in Viet Nam

UNICEFホーチミン事務所のVijaya Ratman-Ratman氏のスピーチ

©UNV in Viet Nam

UNVベトナムのブース

©UNV in Viet Nam

ブースを手伝ってくれた大学生たちと(右手前が波多野さん)

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公益財団法人 日本ユニセフ協会