メニューをスキップ
公益財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

3月22日は「世界水の日」
下痢で亡くなる5歳未満の子どもは毎日2000人

© UNICEF/MLWB2012-01558/Nesbitt
洗濯する女性(マラウイ、2012年)。

世界では、毎日2000人もの5歳未満の子どもが下痢性疾患で命を失っています。
下痢による子どもの死亡の90%近くにあたる1800人は、汚れた水やトイレが使えないこと、不十分な衛生習慣による理由から命を落としています。

世界の人口が急激に増えている中、水や衛生に起因する死亡者数は2000年の120万人から2011年の76万人まで減少しましたが、いまだに多くの子どもたちが亡くなっているのです。

ユニセフの子どもの死亡に関する統計では、次の5つの国−インド、ナイジェリア、コンゴ民主共和国、パキスタン、中国−で世界の5歳未満児死亡数の半分を占めています。インド(24%)とナイジェリア(11%)の2ヵ国だけで、3分の1以上になります。これらの国々に共通しているのは、安心して利用できる水とトイレが使えない人々が大勢いる点です。

© UNICEF/NYHQ2012-1615/Holt
コンゴ民主共和国キブ州にあるキブ湖で水を汲む子どもたち。

世界には、清潔で安全な水を利用できない人が7億8300万人おり、このうち1億1900万人が中国に、9700万人がインドに、6600万人がナイジェリアに、3600万人がコンゴ民主共和国に、1500万人がパキスタンにいます。

トイレに関する統計は、さらに厳しいものです。
世界には、トイレが使えない人が25億人。このうち、8億1400万人がインドに、4億7700万人が中国に、1億900万人がナイジェリアに、9100万人がパキスタンに、5000万人がコンゴ民主共和国にいます。

清潔で安全な水を利用できるようにすること、トイレを使えるようにすることは、これらの国々において、子どもの死亡を削減するのに大きく寄与するのです。

トップページへコーナートップへ戻る先頭に戻る