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公益財団法人日本ユニセフ協会

ウクライナ:
東部の武力紛争下にある子どもの保護に関して
ユニセフ声明を発表

【2014年11月10日 ジュネーブ/キエフ発】

ウクライナの女の子。※本文とは直接の関係はありません。
© UNICEF UKRAINE/2011/G.Pirozzi
ウクライナの女の子。※本文とは直接の関係はありません。

11月5日水曜日に起きたウクライナ東部ドネツクの学校の運動場への攻撃で、子ども2名が死亡し、4名が負傷しました。本件は、ウクライナ東部で続いている戦闘で、子どもと家族が強いられている犠牲そのものです。

子どもたちに特別なケアを

ユニセフは紛争に関わるすべての勢力に対し、国際法の基準で求められ、かつ、道徳的責任から、子どもたちは保護されなければならないことを改めて訴えます。

武力紛争は、無分別の死傷をまねくだけでなく、子どもの命を深刻に脅かすものです。同国の戦闘が起きている地域では、混乱のさなか、子どもたちが両親や家族と離ればなれになっています。コミュニティは脆弱化し、社会基本サービスは中断しています。学校は休校を余儀なくされ、保健施設はサービスを提供できていません。すべての勢力は、人道支援を必要とする地域へのアクセスを含め、基本サービスの再開を促進すべきです。

武力紛争下では、子どもたちは特に厳しい状況に置かれます。暴力を目撃すること、そして巻き込まれることは、子どもたちの健康や福祉を危険にさらす上、有害です。戦闘下では、子どもたちを支援するために特別なケアを行い、子どもの権利を守る必要があります。

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