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公益財団法人日本ユニセフ協会

南スーダン:
新たに少年89人、武装グループにより拉致
ユニセフ、直ちに解放を求める

【2015年2月21日 ジュバ(南スーダン)/ナイロビ(ケニア)/ニューヨーク発】

元子ども兵士の11歳の男の子。(南スーダン)
© UNICEF/NYHQ2015-0116/Porter
1月下旬に武装勢力から解放された、元子ども兵士の11歳の男の子。(南スーダン)

ユニセフは、武力衝突が続く南スーダン北部の上ナイル州マラカル近郊で発生した、武装グループによる少年らの拉致に対し、強く非難します。拉致された少年のなかには、わずか13歳の子も含まれています。

武装勢力により、新たに89人の少年が拉致

ユニセフ教育部門の報告によると、子どもたち89人が試験中に拉致されました。実際の人数は、はるかに多い可能性があります。

誘拐は、紛争が続いており、何千人もの人々が国内避難を余儀なくされている上ナイル州のワウ・シルク(Wau Shilluk)で起きました。

目撃者によると、武装した兵士はその地域を取り囲み、家から家へと探し回り、年齢が12歳以上の少年たちを力づくで連れ去りました。

ユニセフ南スーダン現地事務所代表、ジョナサン・ヴェイチは、武装勢力に対して、子どもたちを即時に解放するよう強く求めました。

「武力勢力による子どもの徴用は、家族や地域社会を破滅に追い込みます。子どもたちは、理解を超える状態の暴力にさらされ、家族や学校に行く機会を奪われています」

ユニセフは、武力衝突の当事者や関係者すべてに対し、子どもを戦力として利用することは国際法の重大な違反であると訴えています。

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