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公益財団法人日本ユニセフ協会

南スーダン:
3週間で子ども129人殺害
言語に絶する残忍性と指摘
ユニセフ事務局長 声明

【2015年6月17日 ニューヨーク発】

避難民キャンプに身を寄せる3歳の子ども。
© UNICEF/UNI176406/Holt
避難民キャンプに身を寄せる3歳の子ども。

南スーダンにおいて残忍さを増す子どもたちへの暴力行為に対し、ユニセフ(国連児童基金)のアンソニー・レーク事務局長は強い懸念を示し、以下の声明を発表しました。

ユニセフ事務局長による声明

「南スーダンでの子どもたちに対する暴力は、かつてないほど残忍性が高まっています。激化する暴力の詳細はあまりにひどく、言語に絶するものです。しかし、我々は声を上げ、現実を伝えなければなりません。

ユニティ州では、5月のわずか3週間の間に、129人の子どもが殺されました。生存者の証言によると、男の子たちが性器を切り取られ失血死するまで放置されていた、わずか8歳の女の子が集団レイプされて殺された、子どもたちは互いに縛りつけられた状態で喉を切られた、燃える建物の中に投げ込まれた子どもたちもいた・・・と報告されています。

また非常に多くの子どもたちが、敵対する武装グループの双方によって、強引に徴用されています。およそ1万3,000人の子どもが、強制的に武力紛争に参加させられているとみられます。暴力によって自身が苦しめられただけでなく、暴力によって他者を苦しめた経験が、子どもたちの心身にどれだけの影響を及ぼすか、想像してください。

人道と良識の名のもとに、罪なき子どもたちへの暴力を止めねばなりません」

* * *

■南スーダン概況

  • 2011年の独立後も政情不安が続いていた南スーダンでは、2013年12月15日、武力衝突が発生。その後も続く紛争により、子どもたちは自宅や学校、生まれ育ったコミュニティを追われ、暴力や栄養不良、病気の危険に晒されている。
  • 国内避難を続ける子ども:80万人以上 / 国外で避難生活を送る子ども:34万4,000人以上。
  • 1万3,000人以上の子どもたちが、武力衝突を引き起こしている両陣営に徴用されているとみられる。
  • 武装勢力と政府との間の和平協定により、今年1月から段階的に子どもの解放が進み、1,757人が解放された。
  • ユニセフは、解放された子どもたちの家族の居場所を追跡し、再会を進める支援のほか、子どもたちに食糧や避難場所、衣類の提供のほか、基礎的な保健ケア、カウンセリング、心のケアを実施している。
  • 紛争の長期化により、推定22万9,000人以上の子どもたちが重度の急性栄養不良に陥っている。
  • 戦闘地域にある学校の70%は機能しておらず、40万人の子どもたちが教育を受けられていない。

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