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公益財団法人日本ユニセフ協会
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ミャンマー洪水
被災した子ども、20万人以上
ユニセフ、水と衛生などの支援を展開

【2015年8月7日 ヤンゴン(ミャンマー)発】

ミャンマーでも最も貧しい地域のひとつである、チン州にある人里離れた山間部の村。
© UNICEF/Chin 02/Badrul Hassan
ミャンマーでも最も貧しい地域のひとつである、チン州にある人里離れた山間部の村。洪水による大きな影響が出ている。

ユニセフ(国連児童基金)は、ミャンマーの洪水で被災した子どもたちへの緊急人道支援に必要な資金は、およそ920万米ドルにのぼると発表しました。これまでのところ、モンスーンによる洪水で亡くなった人は96人、被災者は59万人にのぼり(8/8 OCHA発表)、被災者のうち20万人以上が子どもであるとみられています。被災地でいま最も必要とされているのは、安全な水、衛生的な環境、緊急保健ケア、子どもたちの心理社会的ケアの支援です。

被災した子ども20万人以上

「洪水は、最も被害が大きかったチン、マグウェ、サガイン、ラカインの4つの州・地域で、ミャンマー国内でも最も厳しい状況にある人々を直撃しました」とユニセフ・ミャンマー事務所代表代理のシャリーニ・バフグナは話しました。「ユニセフは今日、同じく被災しているバゴとエヤワディへも調査チームを派遣し、被害状況を確認して必要な支援を行えるよう、準備を進めています」

ユニセフは政府と協力しながら、被災したすべての子どもに支援を届けるべく活動しています。調査チームの派遣を支援するほか、浄水剤や水と衛生、保健にかかわる必要不可欠な支援物資を被災地に向けて送りました。

道路や橋の被害が大きく、広範囲にわたって物資の輸送が遮断されているチン州では、現地で入手できる素材でトイレを建設する支援も行っています。チン州では、いまも多くの子どもたちが仮設のシェルターで暮らしています。

ユニセフの支援

ユニセフの支援で設置された仮設のトイレを使う子どもたち。
© UNICEF/Chin 10/Za Lyan
ユニセフの支援で地元の市場で入手可能な素材を利用して作られた仮設のトイレを使う子どもたち。

ユニセフは既に以下のような支援を行っています。

  • 5万7,000人の被災者の15日分に相当する、86万錠の浄水剤の輸送
  • 3万人分に相当する、6,000の衛生キットの発送
  • 40の『子どもにやさしい空間』キット、及び、子どもの保護のための資材150セットの発送
  • チン州の子どもと家族を対象にした微量栄養素の支援

生活再建と長期的な視野の復興支援を

洪水被災地の一部では水位が下がってきており、被害を受けたすべての子どもとその家族の生活再建に支援を集中させることが求められています。当座のニーズに対応するのはもとより、脆弱な立場の子どもたちが将来的に更なる被害を受けないよう、長期的な視野での復興支援が必要です。

ミャンマーは、洪水、サイクロン、地震などの自然災害の被害を受けやすい国です。ユニセフは政府と共に、この国の防災体制の強化や社会的保護の整備など、回復力のあるコミュニティづくりを支援しています。

「ユニセフは、子どもやその家族への社会的保護の拡充、また今後の災害に備え対応するための諸機関の能力強化を行う政府の取り組みを継続的に支えていきます」とバフグナ代表代理は話しました。

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