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日本ユニセフ協会
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ソマリア
「子どもの権利条約」を批准
南スーダンに次いで、196カ国目の締約国に

【2015年10月2日  ニューヨーク発】

ソマリアが「子どもの権利条約」を批准し、南スーダンに次いで世界で196カ国目の締約国となりました。ユニセフ(国連児童基金)は条約の批准を歓迎し、以下の共同声明を発表しました。

* * *

ソマリアが「子どもの権利条約」を批准

ソマリアの親子。

©UNICEF Somalia/2015

笑顔を見せるソマリアの親子。

ソマリアの「子どもの権利条約」の批准は、ソマリアで暮らす650万人の子どもたちの権利の実現に向けた、重要な歓迎すべき一歩となりました。

ソマリアの子どもたちは、数多くの困難に直面しています。ソマリアは世界で最も5歳未満児の死亡率が高く、栄養不良率も非常に高い状態にあり、子どもたちは深刻な暴力の影響を受けています。

子どもの権利条約の196番目の批准国となったことで、ソマリアはすべての子どもの尊厳や価値を守り、特に支援を必要とする、高い危険に晒されている子どもたちのために、子どもの権利条約で定められた責任を具体的な行動に移すことを約束しました。

子どもの権利条約の規定は、ソマリア政府が子どもの権利を促進させ、子どもたちを守るための包括的な国内法を整備する取り組みを続けていくための法的な枠組みを提供します。

世界が新たな持続可能な開発目標に向けて団結するなか、私たちは、子どもの権利条約を国の社会的発展の基盤に据えようとするソマリア政府やソマリアの人々の取り組みを支援していくことを心待ちにしています。この取り組みを進めることで、ソマリアとこの国のすべての子どもたちの、よりよい生活と明るい未来を守ることにつながります。

ソマリアの子どもの権利条約の批准で、この重要な人権条約の全世界的な批准の達成に、かつてないほど近づいたのです。

 

ユニセフ事務局長 アンソニー・レーク
子どもと武力紛争に関する国連事務総長特別代表  レイラ・ゼルーギ
子どもへの暴力に関する国連事務総長特別代表 マルタ・サントス・パイス
国連子どもの権利委員会議長 ベナム・ダウィット・メズマー

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