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日本ユニセフ協会
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パレスチナ-イスラエル
暴力の連鎖を止める行動を
ユニセフ事務局長表明

【2015年10月10日  ニューヨーク発】

パレスチナとイスラエルの間で暴力が激化していることを受け、ユニセフ事務局長のアンソニー・レークは10日、以下の声明を発表しました。

* * *

ユニセフ事務局長の声明

空爆で破壊された自宅から外を眺める少女。

© UNICEF/NYHQ2015-1703/El Baba

空爆で破壊された自宅から外を眺めるパレスチナの少女。※本文との直接の関係はありません。

パレスチナとイスラエルの人々の最善の利益を心から考えている人は皆、この地域で激化する暴力にさらに不安を感じているはずです。

何よりもまず懸念するのは、破壊された、あるいは打ち砕かれた命です。最近起きた暴力により、少なくとも8人が死亡し、多数が負傷しました。その中には、撃たれて殺害されたパレスチナ人の児童や、刺されて負傷したイスラエル人の幼児も含まれています。

そしてさらに、これらの激化する暴力の連鎖は制御不能に陥っており、さらに多くの罪のない子どもや家族の生活や将来を脅かしているのです。

以前にも、我々はこうした状況を目にしてきました。2000年にパレスチナで起こり、何年もの間続いたインティファーダ(民衆蜂起)では、何千もの人々が死傷し、若者たちの命は憎悪と恐怖によって傷つけられました。その経験は、すべての当事者が戦闘から一歩身を引いて自制心を働かせ、これ以上の攻撃や反撃を防ぎ、子どもたちを守ることが何にも増して喫緊であることを示しています。

さもなければ、危機下における新たな個々の悲劇以上に、これからの世代がこのような暴力は日常的で当たり前のものと信じ、暴力が問題への解決手段だと信じて成長していくのを、私たちは目の当たりにすることになるでしょう。彼らはそれ故に、これらの暴力を真似、実行していく可能性が高くなります。世代を超えた破壊の連鎖は、だれの助けにもならず、すべての人々への危害となります。

命と未来が危ぶまれている子どもたちのために、この連鎖は繰り返されてはなりません。それは同様に、私たち人類すべてのためでもあるのです。


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