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日本ユニセフ協会
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南スーダン
紛争で奪われる教育の権利と未来
「再び学ぼう」キャンペーンを通じて
子ども50万人以上に学習支援を開始

【2016年2月17日  ジュバ(南スーダン)発】

ユニセフ(国連児童基金)の支援のもと、南スーダンの教育科学技術省は本日、50万人以上の子どもたちに対して教育の機会を提供するキャンペーンを開始しました。

「再び学ぼう」キャンペーンを実施

ボルの文民保護区で勉強する7歳の女の子。

© UNICEF South Sudan/2015/Rich

ボルの文民保護区で勉強する7歳の女の子。

「再び学ぼう(バック・トゥ・ラーニング)」キャンペーンの第2段階は、紛争、学校への距離、家計などの理由で現在学校に通えていない子どもたちに学習の機会を提供することを通して、南スーダン各地の脆弱なコミュニティを支援します。2015年に実施されたキャンペーンの第1段階では36万人以上の子どもたちに教育の機会を提供しており、この成果を基に第2段階が進められます。

「昨年私たちは大きな成果を上げましたが、いまだ非常に多くの子どもたちが教育を受けられていません」とジョン・ガイ・ヨア教育科学技術大臣は話します。「これは紛争で家を追われた女の子や子どもたちにとって、特に重大な問題です」

南スーダンでは小学校を卒業する子どもが10人に1人に留まるなど、教育に関する指標は世界最悪レベルです。2013年に勃発した内戦により、40万人以上の子どもたちが学校に通えなくなり、小学校の就学率は著しく減少しています。

子どもと青少年50万人以上に学習の機会を提供

ベンティウの文民保護区の小学校で勉強する18歳の少年。「紛争が始まったときは、何が起こっているか分からず、ただ逃げるしかありませんでした。でも教育を受けられると聞いて、ここにやって来ました」と語る。

© UNICEF/UN09913/Ohanesian

ベンティウの文民保護区の小学校で勉強する18歳の少年。「紛争が始まったときは、何が起こっているか分からず、ただ逃げるしかありませんでした。でも教育を受けられると聞いて、ここにやって来ました」と語る。

「学校に行けない子どもは、その権利と未来を奪われているのです」とユニセフ南スーダン事務所のジョナサン・ヴェイチ代表は述べています。「私たちが子どもたちに教育を受けさせることができなければ、社会は機能しなくなるでしょう」

「再び学ぼう」キャンペーンの第2段階は、紛争の影響を受けている地域で自宅を追われた子どもと青少年に対して「緊急下の総合教育パッケージ」を、また、戦闘の影響を受けていない地域の脆弱な子どもと青少年に対して「基礎教育パッケージ」を提供します。

紛争によって苦しい立場に置かれている3歳から18歳までの子どもと青少年50万人以上に学習の機会を提供するため、ユニセフと関係機関は7,500万米ドルの支援を要請しています。

それらの資金は、新たに就学した子どもたちに学習施設や教材を提供し、紛争の影響を受けた地域の子どもたちに対する教育サービスを継続し、その他さまざまな理由で学校に通えない子どもたちに就学を促すために活用されます。

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