メニューをスキップ
日本ユニセフ協会
HOME > ニュースバックナンバー2016年 >

ユアン・マクレガー ユニセフ親善大使
イラク北部を訪問
「多くの子どもが想像を絶する恐怖を経験」

【2016年8月2日  ロンドン/アルビル(イラク)発】

ユニセフの親善大使のユアン・マクレガーは、先週イラク北部を訪問し、イラクとシリアで起こっている紛争が子どもたちの生活を破壊している状況を視察しました。何万もの子どもたちが殺され、負傷し、両親から引き離され、労働を強いられ、拷問され、戦いに参加させられてきました。

イラク北部を訪問

デバガ(Debaga)キャンプを訪れたユアン・マクレガー ユニセフ親善大使。

© UNICEF/UN026966/Modola

デバガ(Debaga)キャンプを訪れたユアン・マクレガー ユニセフ親善大使。

イラク滞在中、マクレガー大使は、デバガ(Debaga)キャンプを訪れ、イラク北部のモスル近郊で行われている残虐な暴力から逃れてきた家族に出会いました。また、キャンプやアルビル周辺のコミュニティで暮らすシリア難民やイラクの避難民家族とも一緒に過ごす時間をもちました。

イラクの子どもたちの状況は、ますます絶望的になってきています。子どもの5人に1人に相当するおよそ360万人が、命の危険に、あるいは、けがや性的暴力、拉致、武装グループからの徴用の危険に晒されています。多くは、家族と引き裂かれ、子どもだけで逃げざるをえなくなり、しばしば危険な旅をし、人身売買の被害に遭っています。

「紛争によって故郷を追われた子どもたちは、家族と離れ誰にも保護されず、とても危険な状況に陥ります。子どもが独りにされるようなことはあってはなりません。私がイラクで出会った多くの子どもたちは、家を追われ、危険な旅の中で命の危機に直面し、想像を絶する恐怖を経験しています」とマクレガー大使は話しました。

「世界は、未曾有の難民危機に直面しています。私たちは、激しい紛争によって故郷を追われた非常にたくさんの子どもたちを守るために、さらに取り組んでいかなければなりません。

子どもたちのための行動を呼びかける

イラク北部アルビルの、廃墟となった建設途中のショッピングモールを歩くユニセフ親善大使のユアン・マクレガー。避難民のミルナちゃん(10歳)は、1年以上もの間、ここで家族と一緒に寝泊まりしていたという。

© UNICEF/UN026964/Modola

イラク北部アルビルの、廃墟となった建設途中のショッピングモールを歩くユニセフ親善大使のユアン・マクレガー。避難民のミルナちゃん(10歳)は、1年以上もの間、ここで家族と一緒に寝泊まりしていたという。

私が出会ったミルナという名の少女は、1年以上もの間、廃墟となった建設途中のショッピングモールに家族で寝泊まりしていたと話してくれました。地域の人々が、一家に食べ物や衣類など必要なものを寄付してくれ、避難してきた人たちを歓迎してくれたと言います。こうした思いやりある行動があらゆるところで、特に私たち自身の身近なところでも、広がっていくべきだと思います。友人や周囲の人々、政府に、難民をあたたかく受け入れようと伝えるかどうかは、私たち次第です」(マクレガー大使)

この9月に、ニューヨークで開催される2つの極めて重要なサミットに世界のリーダーたちが集まり、世界の難民危機について議論を交わします。ユニセフは、リーダーたちに対し、移動を続ける子どもたちを守るために、強く、思いやりのある、思い切った対応を求めていきます。

マクレガー大使は、モスル地域から逃れてきた人々に対し、ユニセフがどのようにして、命を守る食糧や水、子どもの保護、保健などの支援を行っているかを視察しました。彼が出会った人々の多くは、2年以上にわたって身動きがとれず、保健、教育、その他基本的なサービスも得られずに過ごしてきました。

ユニセフは、イラクとシリアの子どもたちを守るために、命を守る食糧、安全な水、ワクチン、さらに教育や心理社会的ケアなどの支援を続けています。しかし、人道支援は、子どもたちの甚大なニーズに対応しきれていません。

【関連ページ】


トップページへ先頭に戻る