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日本ユニセフ協会
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シリア・アレッポ
「命を守るための人道的戦闘停止を」
市内東部に取り残された子ども 10万人以上
ユニセフ事務局長 声明発表

【2016年8月26日  ニューヨーク発】

シリア・アレッポの子どもたちが、戦闘下に取り残され続けている状況を受け、ユニセフ事務局長アンソニー・レークは新たな声明を出しました。

* * *

アレッポの子どもたちの悲しく危険な日々

攻撃を逃れ道路脇に設置したテントで暮らす家族(シリア・アレッポ、2016年8月撮影) ※本文との直接の関係はありません。

© UNICEF/UN027722/Al-Issa

攻撃を逃れ道路脇に設置したテントで暮らす家族(シリア・アレッポ、2016年8月撮影) ※本文との直接の関係はありません。

今日もまた、シリアの子どもたち、特にアレッポの子どもたちは、悲しい、危険な日を過ごしています。

アレッポのすべての子ども、影響を受けているすべての人が、戦闘の即時停止を必要としています。そして、子どもたちの命を守り、救うためには、一分一秒たりとも無駄にできないのです。

ユニセフは、医薬品、予防接種、栄養補助食を含め、緊急に必要とされている人道支援物資をすぐに提供できるよう準備ができています。

また、アレッポ全域の人々へ安全な飲み水を届けるために必要不可欠な、電気・水施設の調査と修復を支援できるよう、待機しています。

7月初め以来、アレッポの市内東部には、10万人以上の子どもたちが取り残されています。

そして、3万5,000人以上が、市内西部に避難しています。

アレッポは、世界でも最も危険な都市の一つになってしまいました。もはやこれ以上、アレッポの子どもたちが、絶え間ない恐怖の中で生活することはあってはならないのです。

平和が訪れるまでの間、命を救い、希望をつなぐために、人道支援のための一時的な戦闘停止と停戦、そして、持続的なアクセスが、切実に必要とされています。

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