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日本ユニセフ協会
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シリア危機/デリゾール
包囲下の9万人以上に支援届かず
水不足により感染症の増加を懸念

シリア東部のデリゾール(Deir Ez Zor)で暴力が激化したことを受け、ユニセフ(国連児童基金)中東・北アフリカ地域事務所代表ヘルト・カッペラエレは以下の声明を発表しました。

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ユニセフ中東・北アフリカ地域事務所代表 声明

暴力から逃れ、難民キャンプに滞在する家族(シリア)

© UNICEF/UN046278/Souleiman

暴力から逃れ、難民キャンプに滞在する家族(シリア)

包囲下にあるデリゾール市で暮らす子どもたちは、この一週間激しい攻撃に見舞われました。

暴力の激化によって、過去2年間にわたって定期的な人道支援を受けられない状態が続き、子ども4万人以上を含む住民9万3,000人の命が脅かされています。

無差別攻撃により多数の民間人が犠牲となり、 住民は家から出られない状態にあると報告されています。食料価格は急騰し、首都ダマスカスの5倍とも10倍とも言われます。慢性的な水不足により、住民はユーフラテス川から汚れた水を汲まざるを得なくなり、子どもたちは水に起因する感染症にかかる危険に晒されています。包囲により、子どもたちのすでに深刻な栄養状態がさらに悪化する危険があります。

ユニセフは、シリア紛争のすべての当事者 に対して、デリゾール及びシリア全土にある15カ所全ての包囲地域の子どもたちに支援が届けられるよう、早急に包囲を解除し、無制限かつ無条件の移動の確保を求めます。

子どもたちに計り知れない苦難を強いる包囲を正当化することは不可能です。シリアの子どもたちはすでに、彼らが引き起こしたわけではない戦争の、最も大きな負担を強いられているのです。


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