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日本ユニセフ協会
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マダガスカル
サイクロン「Enawo」被害
人道支援物資79トンが到着

2016年2月、洪水の影響を受けたAnalamanga地域の村。

© UNICEF/UNI180168/Matas

2016年2月、洪水の影響を受けたAnalamanga地域の村。

人道支援物資79トンを積んだ貨物機が、マダガスカルの首都に到着しました。これは、サイクロン「Enawo」によって甚大な被害を受けたマダガスカル北東部、そして、影響を受けた他の地域へのユニセフ支援の一環で行われています。

サイクロン「Enawo」は、今月7日、北東部のサヴァ地域を襲いました。強風を伴う激しい雨を降らせながら、マダガスカル島を全長に渡って移動した「Enawo」は、10日までに、マダガスカル南部沖からインド洋へと抜けていきました。

サイクロン到来以前から備えていた支援物資を補完するために、デンマークのコペンハーゲンにあるユニセフの物資供給センターから輸送された人道物資は主に、教育キット、防水シート、必須衣料品、下痢用キット、救急キット、そして、緊急保健キットです。

サイクロンによる被害

本日時点で確認されている数は、次の通りです。嵐による直接の被害を受け、あるいは安全の確保のために避難した人は43万3,612人。そのうち今も避難を続けている5,194人を含め、サイクロンによって被災した人は24万6,842人に上っています。死者は81人、行方不明者は18人、負傷者は253人に上ります。発生直後は、広い範囲で洪水が見られていましたが、その大半は一時的なもので、多くの地域ではまもなく水が引きました。

9日までに天候が回復したことで、初期の調査を行うことができました。しかし、サイクロンによる被害の全容を明らかにするには、さらに数日間の調査が必要です。最も甚大な被害を受けた地域は僻地であり、通信環境や道路網があまり発達していないからです。政府主導による調査が、国連機関やNGOなどの支援を受けて進められており、データも定期的に集められています。

ユニセフ・マダガスカル事務所代表は、「私たちは、マダガスカル政府のソーシャル・セクターと、国レベル、地域レベル、そしてコミュニティレベルにおいて密に協力し、人々が必要とする支援を可能な限り早く届けられるように活動しています。サイクロンで被災したマダガスカルの人々、特に災害時に最も弱い立場に立たされる子どもたちに支援を届けるため、たゆまぬ努力を続けていきます」と語ります。

自然災害が多いマダガスカル

マダガスカルは、サイクロン、干ばつ、洪水、イナゴなど、自然災害によって最も甚大な被害を受けている国の一つです。マダガスカル南部地域では、数年という長きにわたって干ばつが起きており、今回のサイクロンによる被害が、長年積み重なってきた干ばつの影響に加わって、多くの人々状況をさらに悪化させています。

推定2,300万人の人口を持つマダガスカルは、過去35年間で46の自然災害が発生し、子ども500万人以上を含む、のべ1,100万人以上がその影響を受けてきました。それらの被害の総額は推定10億米ドルにものぼります。


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