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日本ユニセフ協会
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シリア危機
ユニセフ、ジュネーブ和平協議に向けて声明
いまも攻撃を受け続ける子どもたち
子どもの権利を協議の中心に

【2017年3月23日  アンマン(ヨルダン)発】

6年もの長期におよぶシリア紛争に関して、ジュネーブで和平協議が再開されるにあたり、ユニセフ(国連児童基金)中東・北アフリカ地域事務所代表ヘルト・カッペラエレは以下の声明を発表しました。

いまも攻撃を受け続ける子どもたち

シリア・ダラア市の仮設学校で勉強する子どもたち(2016年11月撮影)

© UNICEF/UN041531/anonymous

シリア・ダラア市の仮設学校で勉強する子どもたち(2016年11月撮影)

本日、ジュネーブで和平協議が再開しますが、私たちはシリア全土の子どもたちがいまだに攻撃を受け続けていることに大きな衝撃を受けています。

昨日報告されたシリア北東部ラッカの学校への攻撃は、私たちがシリアの子どもたちに対する責任を果たせていないことを改めて知らしめるものです。私たちは、すでに2,200日もの間、彼らを失望させてきました。

最近では、ダマスカスやダマスカス郊外からアレッポ、ハマ、ラッカまでシリア全土で衝突が激化しています。何十人もの市民が死傷しています。家族は安全を求めて家を後にしなければならなくなっています。

報告では、攻撃を受けたラッカの学校は国内避難民の避難所となっており、子ども12人を含む53人の民間人が死亡したとされています。

子どもたちは、生きるという基本的な権利を奪われ、教育を受ける権利を否定されています。

これらの出来事は、シリアには子どもたちにとって安全な場所などないということを、私たちに思い出させます。子どもたちは攻撃の対象になっているのです。

すべての紛争当事者と彼らに影響力を持つものは、死と破壊しか残さない紛争を終結させる政治的解決を見出すためのさらなる努力が求められています。

今週ジュネーブで開催される会合では、すべての子どもたちの保護される権利、どこに暮らしていても命を守る人道支援を受ける権利、教育を受ける権利などの子どもの権利を協議の中心に据えるべきです。

ユニセフはシリアで武力紛争にかかわるすべての当事者に対して、子どもたちとその家族を保護し命を守る責任が彼らにあることを改めて訴えます。学校や病院などの民間施設は、誰が支配している地域かに関わらず、保護されなければならないのです。


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