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日本ユニセフ協会
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長谷部誠選手
ユニセフ親善大使として初のエチオピア訪問
ワクチン支援の現場へ

【2017年5月30日  東京発】

昨年12月、日本におけるユニセフ(国連児童基金)の国内親善大使=日本ユニセフ協会大使に就任した長谷部誠選手が、現地時間の29日から、自身の公式ホームページを通じて支援するユニセフの予防接種事業の現場のひとつ、アフリカのエチオピアを訪問しています。

ワクチン支援の現場へ

2014年12月、「スマトラ沖地震・津波」から10年目の被災地=インドネシアのバンダ・アチェを訪問された長谷部選手。

© 日本ユニセフ協会/2014/Mariko.Miura

2014年12月、「スマトラ沖地震・津波」から10年目の被災地=インドネシアのバンダ・アチェを訪問された長谷部選手。

長谷部選手は、大使就任前の2015年4月に自身の公式ホームページを開設した際、同ページで得られる「MEMBERS」=有料会員会費のうちサイト運営費等を除いた収益を、ユニセフを通じて世界の厳しい状況にある子どもたちへの支援として活用することを表明。その資金(2016年末までの支援総額は4,930,565円)は、多くの開発途上国で幼い子どもの命を脅かす「はしか」を防ぐためのワクチン購入費用に充てられています。

この取り組みを始めた当初から自身の呼びかけに「賛同してくださった方々に、みなさんの寄付がどのように使われているのか、僕自身が確認しみなさんに報告したい」との思いを持っていた長谷部選手は、2015年11月、世界最大の子どものワクチンの調達・供給を担うユニセフが全世界で展開する予防接種支援活動の重用なハブとしての役割を担うデンマーク・コペンハーゲンのユニセフ物資供給センターを訪問。はしかを含めたワクチン調達・供給の仕組みやその規模を学び、予防接種支援活動の重要性も改めて確認されました。そして今回、そのワクチンが実際にどのように子どもたちのもとへ届くのかを自らの目で見届けるため、エチオピアを訪問。コペンハーゲンから空輸されたワクチンが一時的に保管される首都アジスアベバのワクチン冷蔵貯蔵施設から出発し、「コールドチェーン」と呼ばれる、時に電気が無い場所・状況の中でも保冷状態を維持する物流網で運ばれていくワクチンを追って農村部まで足を延ばし、地域の保健センターでのはしか予防接種事業の様子を見学する予定です。

子どもの命を奪うはしか

はしかの予防接種を受けるエチオピアの男の子(2016年4月撮影)。

© UNICEF/UN020646/Balasundaram

はしかの予防接種を受けるエチオピアの男の子(2016年4月撮影)。

はしかはウイルス性の感染症で、感染力がとても高く、接触感染および空気感染により拡大します。世界の幼い子どもたちの主要な死亡要因の一つである一方、安全で効果の高いワクチンを、適切な時期に2回接種することで予防が可能な「防げる病気」です。しかしながら、定期的な予防接種や大規模な予防接種キャンペーンに空白期間が生じてしまうことにより、はしかの流行は現在も多数の国で発生している深刻な問題です。特に、すべての子どもに対する予防接種が困難な、紛争下の国や人道危機にある国で流行する傾向があります。

エチオピアは、はしかの感染症例が世界で4番目に高く、5歳未満児の死亡原因に占めるはしかの割合も4%と、世界で2番目に高い国です。2015年には大規模なはしかの流行も報告されました。さらにアフリカ東部はこの数十年で最悪の干ばつに見舞われており、エチオピアもソマリアに近い東部地域を中心にその影響を受け、子どもたちの間で栄養不良が増加しています。栄養不良で体力の弱まった子どもたちがかかってしまう様々な感染症の中でも、はしかは最も感染力が高いもののひとつ。予防接種を受けていない人々の間で急速に広まり、多くの人の命を脅かす危険性があります。こうした事態を受け、ユニセフは現在、エチオピア政府とともに、全国規模の予防接種キャンペーンを展開しています。

昨年12月に大使に任命された際、「アフリカなど、特に厳しい状況に置かれている子どもたちのために、力を尽くしていきたいと思います」とアフリカの子どもたちに対する特別な思いを語っていた長谷部選手。今回は、その思いを形にする、日本ユニセフ協会大使として初めてのユニセフの現場訪問です。*

*長谷部選手は、大使就任前の2014年12月、「スマトラ沖地震・津波」の最大の被災地=インドネシアのバンダ・アチェを訪問されています。


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