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日本ユニセフ協会
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イラク・モスル
虐待、搾取、放棄された子どもたち
身体と心のケアや保護が急務

【2017年7月22日  アンマン(ヨルダン)発】

戦闘が収まりつつあるイラクのモスルでは、暴力や地域紛争の影響を受け、虐待され、搾取され、放棄された子どもたちは身体的・精神的ケアや保護を緊急に必要としているとして、ユニセフ(国連児童基金)中東・北アフリカ地域事務所代表ヘルト・カッペラエレは以下の声明を発表しました。

身体と心のケアや保護が急務

“Our house has these too, “ Abrar said as she points to the bullet holes in the door. "I like to study. School is nice," says this second grader.  Farahedee School for boys and girls was rehabilitated by UNICEF. Now, 1,500 children attend the school, where they take classes and receive Mine Risk Education sessions. While many of the children are from east Mosul, increasing pressure has been put on the school as an influx of students from west Mosul have arrived and enrolled at the school.

© UNICEF/UN068288/Anmar

弾痕を指さし、「私の家にも同じものがあるよ」と話す女の子 (2017年6月12日撮影)

モスルでは最も悲惨な暴力は収まりつつあるものの、モスルやこの地域のあまりにも多くの子どもたちにとって、極度の苦しみは今もなお続いています。

今でも、モスルではショック状態にある子どもたちが見つかっています。中には、瓦礫の中やトンネルに隠れているところを発見される子どもたちもいると報告されています。安全を求めて逃れる際に、家族を失った子どもがいます。避難の際に、子どもを手放すことを余儀なくされた家族もあります。それらの子どもたちは、今も孤独に恐怖の中で暮らしています。戦うことを強要され、極端な暴力的な行為を実行させられた子どもも少なくありません。

イラクやその他の紛争の影響を受ける国のあまりにも多くの子どもたちは、このような恐ろしい時を過ごしてきました。暴力と紛争は、2,700万人近く(*)の子どもたちの命と未来を危険に晒しています。

シリアのラッカ市北東部では、この数週間、暴力がさらに激化し、子どもたちが繰り返し攻撃に遭っています。激しい暴力に見舞われている市内に、3万人から5万人の市民が取り残されています。恐怖に満ちた状況や、逃げる道中が狙撃、地雷や不発弾などの危険に満ちていたことについて、人々が語ってくれました。

子どもたちにとって、たとえ差し迫る危険から逃れたとしても、こうした恐怖が終わったわけではありません。コミュニティ内およびコミュニティ間で、高い緊張状況が続いており、子どもたちの多くは拘束され、虐待を受け、特定の勢力との関係があるとみなされ非難を受けています。

独り取り残された子どもたちは、彼らの家族の出生地や所属に関係なく、家族を見つけ、再会し、身体的・精神的ケアや保護、サービスを受けられるような支援を必要としています。世界中の子どもたちと同様に、彼らにも、法的手続きを受けることも含めて、身の安全を確保される権利があります。子どもは子どもなのです。

今こそ、行動する時です。子どもたちがこのような恐怖に晒され、不当な扱いを受けている時に、私たちはどうやって、より安定し、繁栄した未来を構築することができるのでしょうか?

*イエメン、シリアおよびシリア周辺の難民受け入れ国、パレスチナ、イラク、リビアおよびスーダンの暴力の影響を受ける子どもたちを指します。


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