メニューをスキップ
日本ユニセフ協会
HOME > ニュースバックナンバー2016年 >

世界の子どもたち

子どもたちの支援報告(つなぐよ子に~ハドラミ/アビネット/トキオ編)

世界の子どもたちの現状をお伝えし、ご支援をお願いするユニセフのテレビスポット(つなぐよ子に)。テレビスポットで登場した子どもたちと、同じような状況に置かれている世界の子どもたちに対するユニセフの支援活動についてご報告します。

モーリタニア:ハドラミ(栄養不良篇)

©UNICEF/UNI178892/Bjogvinsson

9か月のハドラミは、栄養検査でスタッフが各村を巡回している時、重度の急性栄養不良に陥っていると診断されました。スタッフの手配で150km離れた栄養治療センターにハドラミが到着した時には、衰弱したハドラミは自分で頭を上げることもできず、一日中寝たままでした。

医者と保健員の専門家のチームが栄養治療食や抗生物質を与え、1日あたり100g以上体重が増えるよう注意深くケアをし続けた結果、ハドラミは命の危機から回復することができました。

ユニセフは、栄養不良を予防するために、コミュニティでの栄養指導や発育観察、微量栄養素の補給などの支援活動を行なっているほか、栄養不良に陥った子どもたちを治療するための栄養治療食の提供や栄養治療センターの運営支援を行なっています。

2016年1月~10月、ユニセフは人道危機下にある国で命に関わる重度栄養不良の子ども220万人の栄養治療を行ないました。(Humanitarian Action for Children 2016)

エチオピア:アビネット編

©UNICEF/UNI169767/Clark

エチオピアの小さな村で一晩中激しい咳と高熱に苦しみ続けたアビネット。息をするのも精一杯で、短く浅い呼吸を1分間に60回も繰り返していました。母親が助けを求めたのは、ジネという地元出身の保健員。

アビネットの母親から容態を聞いて駆けつけ、呼吸数を計って肺炎と判断すると、すぐに薬で治療を始めました。早期に抗生物質で治療すれば、肺炎は簡単に治療することができる病気です。アビネットは治療を始めて1日半で症状が改善し、1週間しないうちに完治しました。

ジネは医者ではありませんが、子どもの命を守る研修を受け、ヘルスポストと呼ばれる簡易診療所を拠点に、同僚と2人で地域の数百世帯の子どもたちの健康を守っています。

約10年前、ユニセフの支援によりエチオピア各地で始まったこの保健サービスのしくみは、農村部を中心に大きな成果を上げ、この国の子どもの生存率を10年間で60%も引き上げることにつながりました。今では全国1万5,000軒のヘルスポストで4万人近くの保健員が、子どもたちの病気の治療や予防、栄養・衛生指導などにあたっています。

ユニセフは、世界各地で医療施設の不足する村々に診療所を開設し、地域の保健員を育成しています。

ボリビア:トキオ編

©UNICEF

ボリビアの11歳の少年トキオは家庭が貧しく、7歳の頃から、毎日、死と隣り合わせの危険な鉱山で働いていました。

しかし、12歳になったトキオは、鉱山ではなく、ユニセフが支援し地元NGOが運営する学習センターに通うようになりました。今では、午前中は学校に通い、午後は補習のための学習センターに通う毎日です。

学習センターは机や学用品、小さな図書館があり、正規の教師が指導してくれます。「むかし働いていた鉱山から少し離れているだけですが、ここは静かで、まるで違う世界です。僕の夢は医者になることです。まだ生物の授業はありませんが、好きな科目は理科です。」とトキオは言います。

トキオのお父さんは鉱山で亡くなり、お母さんは鉱山の入り口で警備の仕事をして一家を支えています。トキオの一番上の姉が家計を支えているほか、トキオも週末にはレンガを砕く仕事をし、家族の生活を今も支えています。

ユニセフは、危険を伴う過酷な形態の児童労働の撲滅を呼びかけており、そのために必要な子どもの保護の政策/制度づくりや、働きながらも通える非公式の学校の整備などの支援を行なっています。

ユニセフ・マンスリーサポート・プログラムのお申込みはこちら

トップページへ先頭に戻る