(財)日本ユニセフ協会  

ユニセフ協会からのお知らせ

ユニセフパークプロジェクト2005 サマーキャンプ
実施概要

■背景及び目的

ユニセフパークプロジェクトは、「子どもたちの子どもたちによる子どもたちのための公園づくり」を目指していて、世界中の子どもの権利を守る活動をしている「ユニセフ」と国内の公園づくりを行う「国土交通省」が協力して進めているプロジェクトです。

プロジェクトでは、子どもたちが公園づくりを通じて、「世界とのふれあい」「自然とのふれあい」「人とのふれあい」を実現し、地球市民としての意識を育むことをねらいとしています。

活動は2001年からはじまり、2005年3月には、12ヶ国の子どもたちが参加した「防災世界子ども会議」において、オープニングイベント「自然からの癒し、学び」としてキャンププログラムを実施し、震災を経験した子どもたちや防災を学ぶ子どもたちへプログラムの提供を行うことができました。「自然からの癒し、学び」といったプログラムを実施できたことにより、里山において公園づくりを実施する「ユニセフパークプロジェクト」の可能性を広げることができました。

そこで今夏には、阪神・淡路大震災10周年事業から支援を得て、国内で地震の被害を受けた子どもたち(中越地震など)を招待し、公園づくりを通じて、震災時は脅威であった「自然」から、癒しや学びを得ることができるキャンププログラムを実施します。

■開催期間

2005年8月6日(土)〜9日(火) 3泊4日

■場所

活動:国営明石海峡公園神戸地区(神戸市北区あいな)
宿泊:コープこうべ研修施設「協同学苑」(兵庫県三木市)
※活動場所は豊かな自然が広がる里山で、宿泊場所はそこから車で30分の施設です。

■対象

人数:30名
地震を経験した子ども(中越地震など):15名
神戸周辺の子ども(UPPファン倶楽部など)15名
年齢:小学校高学年から高校生

※尚、一般公募は締め切らせていただきました

■プログラム(予定)

1日目:里山探検 → 現場でテント泊(ナイトハイクなど)
2日目:遊び場づくり → 施設泊
(里山から材料をとり、遊び場をつくります。)
3日目:遊び場づくり → 施設泊
(世界の現状を伝えるプログラムもあります。)
4日目:発表会 → 遊び場で遊ぶ → 解散

※キャンプ期間中は、ファシリテーターと呼ばれる研修を受けたボランティアがすべての活動をサポートします。
※キャンププログラムは、遊び場づくりが中心であり、震災に関わる直接的なプログラムは行いません。

■実施体制

主催:ユニセフパークプロジェクトファシリテーターグループ
協力:(財)日本ユニセフ協会
後援:国営明石海峡公園事務所
協賛:神鉄バス(株)、ジャパン・リース(株)、近畿コカ・コーラ ボトリング(株)(予定)、コープこうべ(予定)

■サマーキャンプのプログラム:3泊4日(予定)

国営明石海峡公園神戸地区

国営明石海峡公園は、近年の余暇時間の増加に伴う、主として近畿地方の広域レクリエーション需要の増大に対応するため設置する大規模公園であり、併せて明石海峡大橋を中心とした明石海峡周辺地域の広域レクリエーションゾーンの形成に寄与するために整備を進めています。本公園は、「自然と人との共生、人と人との交流」を基本理念として、里山の丘陵地に立地する「神戸地区(233.9ha)」と海に面した「淡路地区(96.1ha)」の二つの地区でそれぞれの環境特性を活かした公園づくりが進められています。このうち神戸地区は、里山の環境を守りながら、大規模公園としての特性を活かした憩い、散策、遊びなどを提供する森林自然環境に恵まれた公園として、計画・調査・設計を行っているところです。

ユニセフパークプロジェクト(UPP)

ユニセフパークプロジェクトの狙いの一つは、次世代をになう子どもたちが各国の子どもたちと自然の中で互いに協力し、遊び、生活することで、自らの発想と活動を自由に拡げ、「自然や人とのふれあい」「異文化とのふれあいと国際交流」「年配者の持つ技術や知恵の継承と世代間交流」を活性化することにあります。ともに遊び、公園づくりという作業を通じて、世代、性別、国籍などを越えて体験を共有することにより、他者に対する理解を深め、思いやりの心を育てることを目指しています。また、交流の場を森林という自然環境の中に置くことにより、自然を肌で感じ取り、身近な生物や生態系に対する理解を深め、環境問題などに対する関心を喚起することも目指しています。さらには、子どもたちの自由な視点や発想による公園づくりという活動から、都市公園における新たな可能性、利用形態などについて検討しています。

ファシリテーターグループ

子どもたちの活動プログラムやそのサポートはもちろん、キャンプ実施中の様々な企画、運営はファシリテーターと呼ばれるボランティアにより行われます。これらのファシリテーターはただのボランティアではなく、自主的な運営主体として組織され、今回のサマーキャンプでは主催としてその役割を担っています。キャンプ、ワークショップの実施にあたっては、その企画、運営に合わせ、ファシリテーターとしての資質を高めるため独自に講習会なども実施しています。グループの構成は主に10代20代の大学生などが中心となっており、現在、総勢212人が登録されています。そのうち男性21名、女性30名の計51名が中心的に活動しています。

これまでの活動と今年度の予定

平成12年度よりユニセフパークプロジェクトに取り組んでおり、平成13年には80名の子どもの参加を得てプレキャンプ(1泊2日)を試行的に実施し、同様に平成14年にも40名の子どもにより1泊2日のキャンプを開催しました。平成15年には、これまでの試行的なイベントでの結果をふまえ、タイ、フィリピンから海外在住の子ども10名を招待し「国際ワークショップ」(5泊6日のキャンプ)を実施しました。平成16年には、サマーキャンプで40名の子どもを呼び、平成17年3月には、阪神・淡路大震災10周年記念事業の一つ「防災世界子ども会議」とのタイアップにより世界各国の子どもたちを交えた国際ワークショップ(3泊4日のキャンプ)を実施しました。


(財)日本ユニセフ協会