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ユニセフ協会からのお知らせ

シュガーレディ・ユニセフ基金
アフリカ・マラウイの子どもたちの栄養不良改善を支援

サークルKサンクス店頭募金箱

高級冷凍食品等の宅配サービスを行っているシュガーレディ・グループは、1991年にシュガーレディ・ユニセフ基金を設立し、以来、毎年、アフリカの子どもたちのためを支援するユニセフのプロジェクトに10万ドルの支援を続けています。

18年目となる2008年1月10日、シュガーマザークラブとして活動されている7名のみなさまから、今年の募金が贈呈されました。

シュガーレディ・ユニセフ基金は、2006年から深刻な栄養不良に苦しむ子どもたちの治療や栄養不良の予防に取り組む南部アフリカの国マラウイでのプロジェクトを支援しています。 今年の募金は、このプロジェクトの3年目の資金となります。

マラウイ地図

同社では、10万ドルの支援のほか、新年会など折々の社内の催しで募金が集められています。贈呈式にユニセフハウスを訪れたシュガーマザークラブのみなさんは、現地から届いた子どもたちの写真を見ながら、マラウイの子どもたちの状況が改善しているようすを喜んでくださいました。 同時に、状況が今なお深刻なことが分かったので、より積極的に募金の呼びかけをしていきたいと、意気込みを話してくださいました。

マラウイ:食料危機と子どもたちの深刻な栄養不良
© UNICEF/Malawi/2007/Giacomo Pirozzi

マラウイでは、大規模な干ばつや洪水などの自然災害が繰り返され、深刻な食糧危機の影響で子どもたちはひどい栄養不良に直面しています。
消耗症や発育阻害、低体重など、子どもたちはさまざまな栄養不良の兆候を見せており、ビタミンA欠乏や貧血も深刻です。急性栄養不良の子どもの割合が10%超と、一般的に緊急事態と呼ばれる割合を上回る地域も出ています。特に2005〜2006年には、500万人近くの人びとが食料援助を必要とする状況に陥りました。

シュガーレディ・ユニセフ基金が支援するマラウイのプロジェクトでは、深刻な栄養不良に陥った子どもたちの栄養改善施設への治療用ミルクや医薬品の支援、栄養不良の状況調査、栄養不良に対処する保健員の養成、全国子ども健康デーでのビタミンAの補給活動などが実施され、多くの子どもたちがその恩恵を受けています。

© UNICEF/Malawi/2007/Rojer Mathisen

F75、F100と呼ばれる栄養不良の治療用ミルクは、ミネラルやビタミンが強化されており、子どもたちを速やかに栄養不良から回復させます。
栄養不良の治療は、3段階にわたります。
まず、抗生物質で感染症の治療を行いながらF75で体の状況を正常化に導き、次にF100を薄めたものを用いて体重増に備えます。
最後の段階でF100を使い、体重を正常なところまで増加させます。
栄養改善施設で20〜30日間にわたり治療を受けることで子どもたちの多くが回復してゆきます。

全国子ども健康デーでビタミンAの投与を受ける子ども。

© UNICEF/Malawi/2007/Rojer Mathisen
© UNICEF/Malawi

栄養不良状況調査のようす。

© UNICEF/Malawi

ドリスちゃん、1歳8ヶ月。

ドリスちゃんを母乳で育てていた母親が亡くなった後、18歳になる姉が世話をしていましたが、食料不足が深刻化するなか、ドリスちゃんの重はみるみる減り、深刻な栄養不良に…。
その後、ユニセフが支援するプログラムのもとで栄養不良の治療を受け、元気に回復しました。

マラウイ:食料危機と子どもたちの深刻な栄養不良

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