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ユニセフ協会からのお知らせ

ユニセフ写真展「気候変動と子どもたち」
≪アグネス・チャン大使が見たブルキンファソ≫
〜同行カメラマンの視点〜
12月20日より 有楽町にて開催

1998年、日本ユニセフ協会大使に就任して以来、毎年、タイ、スーダン、カンボジア、東ティモール、イラクなど世界各地を視察してきたアグネス・チャン大使。2009年4月には気候変動の影響で、降雨量が激減し、砂漠化が進む西アフリカの最貧国のひとつ、ブルキナファソを訪ねました。

ブルキナファソでは、39%の子どもが栄養不良の状態で、生活のためふるさとを捨て、金鉱山で働かざるを得ない子どもたちもいます。

地球温暖化がもたらす気候変動の最大の被害者となっているアフリカの子どもたち。その現状を、視察に同行した4人のカメラマンらが独自の視点で訴えます。

会場では、4人のカメラマンが撮影した写真各10点ほど、およびアグネス大使が撮影した写真数点を含む、合計50点の写真を展示します。

■企画概要■
ユニセフ写真展「気候変動と子どもたち」
≪アグネス・チャン大使が見たブルキナファソ≫
〜同行カメラマンの視点〜

■日 時 2009年12月20日(日)〜28日(月)
10時〜19時(20日14時開始・28日12時終了)
入場無料
■主 催 財団法人日本ユニセフ協会
■後 援 外務省 環境省 農林水産省 共同通信社 毎日新聞社 読売新聞社 日本放送協会
■協 賛 株式会社講談社 株式会社光文社 T&A
B-Rサーティワンアイスクリーム(株)
■会 場 ギャラリー パールルーム
千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館(有楽町)1階
www.kotsukaikan.co.jp
■参加カメラマン(敬称略): 新藤健一(フォトジャーナリスト)
野澤亘伸(フリーカメラマ ン)
佐々木康(講談社「クーリエ・ジャポン」)
金子力(T&A)
   
 

ごあいさつ

このたびユニセフ主催によるブルキナファソの写真展が日本で開催されるとお聞きし、非常に嬉しく思います。今年の初めにユニセフ親善大使のアグネス・チャンさんがブルキナファソ北部を訪れた際に同行されたカメラマンによる写真展ということですが、私が最近同地方を訪れた時も各地でアグネス・チャンさん一行の話題を耳にしました。

ブルキナファソは西アフリカの内陸部に位置する人口約1500万人の貧しい国ですが、音楽や踊り、映画や工芸品など文化的にも豊かであり、勤勉で優しい国民性とあいまって、非常に魅力あふれる国です。人口の半分以上は18歳未満の子供たちで、2050年には国の総人口が4000万人を超えると予測されています。 

しかし、近年は気候変動の影響が顕著となり、今年9月には首都のワガドゥグーが未曾有の大洪水に見舞われて15万人が被災したり、北部サヘル地方では逆に砂漠化が進んで食料不足が懸念され、乾季には家畜たちと人間が少ない水を奪い合うような事態も起きています。展示されている写真のなかにもあるように、なかには家計を助けるために過酷な労働を強いられている子供たちもいます。

そのような厳しい環境にあっても、私たちが東西南北の各町を訪れるために車で道を走らせていると、沿道のあちこちで子供たちが目を輝かせて屈託のない可愛い笑顔で手を振ってくれます。

「優れる宝子にしかめやも」と万葉の子宝詩人・山上憶良が詠んだように、子供たちは家族の、国家の、そして世界の宝です。

今年1月に当地に大使館が開設されて以来、わが国として同国に対する農業、教育、水・衛生、環境等の分野で経済援助を強化しており、同国から大変感謝されるとともに、さらなる期待を寄せられています。この写真展を契機に少しでも多くの方々がブルキナファソに関心を抱き、心を寄せていただきましたら、これにまさる喜びはありません。皆様よろしくご高覧のほどお願い申し上げます。

駐ブルキナファソ日本国特命全権大使 杉浦 勉

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