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平林国彦氏 レバノン帰国報告会
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© UNICEF/HQ06-1178/Debbas |
壊れた家の前にたたずむ男の子。レバノン南部。 |
ユニセフ・レバノン事務所の保健栄養部・臨時チーフとしてユニセフの緊急支援活動に携わった平林国彦氏が、9月21日に日本へ帰国、9月25日に帰国報告会を行います。
7月12日にイスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの敵対が激しくなり、8月14日には、国連安全保障理事会によるレバノンとイスラエルの「停戦決議」が採択されました。それから間もなく1カ月。停戦状態にありながら予断を許さない中東状況。国内外の避難先から戻った子どもたちを待ち受けていたのは、破壊された町、水関係のインフラの深刻な被害、破壊された学校、そして10万発とも言われる不発弾による二次災害でした。
ユニセフはレバノンの子どもたちへの支援として、基礎医薬品、給水タンク、飲料水、水の衛生キット(折りたたみ式給水容器、浄水剤など)、石鹸、おしめ、レクリエーション・キット(サッカーボール等の遊び道具)を提供しているほか、はしかやポリオの予防接種の実施、ビタミンAカプセルの配布、不発弾による事故を防止するための啓発キャンペーン(TVやラジオCM、10万枚の啓発リーフレット) を行っています。
今回、レバノンから帰国する平林国彦氏(48歳)は、ユニセフ・レバノン事務所の保健栄養部・臨時チーフとして、平成18年8月10日から9月19日まで、緊急援助プログラムをリード。今回の帰国報告会では、現地の最新情報を含め、空爆後の子どもたちを取り巻く状況、ユニセフの活動内容をお伝えします。また、不発弾による子どもの事故死が増える中、今回、新しく開発された不発弾啓蒙教育ツール、ポスター、リーフレットなどもご紹介します。
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平林国彦氏プロフィール:
平成6年、筑波大学で医学博士号取得。平成6年から平成10年まで、国立国際医療センターに勤務後、インドネシア、キルギスなどでJICA専門家として勤務。平成13年にWHO短期コンサルタントとしてベトナムに勤務。平成15年からユニセフへ。平成15年から平成18年8月まで、ユニセフ・アフガニスタン事務所に勤務。平成18年8月から9月までレバノン事務所の保健栄養部・臨時チーフ。9月22日からユニセフ東京事務所、シニアプログラムオフィサーに就任。