メニューをスキップ
HOME > パートナー > FCBarcelona
財団法人日本ユニセフ協会
partnership
More than a club , 最も困難な挑戦

2006年9月7日、ヨーロッパサッカー界を代表するクラブの一つ、FCバルセロナ(スペイン)とユニセフの間に、歴史的なパートナーシップが結ばれました。

© UNICEF/HQ06-1220/Susan Markisz

クラブ創立から107年間、スポンサーなどにその使用を決して許すことの無かったユニフォーム前面のスペースに刻まれたユニセフのロゴ。

スペイン内戦や経営危機など、様々な困難を乗り越え、スペインはもとより、世界のサッカー界に不動の地位を築いたFCバルセロナ。「More than a club - クラブ以上の存在」を自負するクラブチームが、今、世界150以上の国と地域で活動するユニセフとタッグを組み、世界が直面する最も困難な課題の一つ: HIV/エイズに苦しむ子どもたちのための行動を呼びかけています。

ユニセフとバルセロナのパートナーシップは、スポーツが持つ影響力と可能性を、戦略的かつ最大限に活用し、国連のミレニアム開発目標の一つでもあるHIV/エイズ問題、特に、世界的に大きく見落とされている子どもたちの問題に取り組んでゆこうというものです。

「FCバルセロナは、“サッカーの国際化”を強く認識しています。ここ数年、バルサのサポーターやファンが世界中で劇的に増加しています。クラブには、応援してくれるサポーターやファンの期待に応える義務があります。その最善の手段が、サッカーを通じて、世界中で困窮している何百万人もの子どもたちに希望を与えることなのです。」(ジョアン・ラポルタ FCバルセロナ会長)

▲ページトップへ

FCバルセロナの支援

© UNICEF/HQ05-0726/Christine Nesbitt

FCバルセロナの支援は、“胸のロゴマーク”だけではありません。

バルサは、5年間にわたり毎年190万ドル(約2億2,200万円)、総額950万ドル(約11億1,100万円)を、子どもたちを取り巻くエイズの諸問題の解決、特に、この病気で親や保護者を失った子どもたちの保護のために、ユニセフに提供することを約束しました。

支援1年目となる2007年の対象国は、アフリカ南部の小国、スワジランド。バルサの支援は、HIV感染率が世界で最も高いこの国で、エイズで親を失うなどして、学校や住む場所を追われるなど、社会的に非常に弱い立場に置かれている子どもたちを保護し、教育や生活のサポートを強化するために活用されます。

スワジランドの現状

◇国民の10人に1人が孤児
(2000年以降増加。多くはHIV/エイズによる親・保護者の死亡)。

◇20才・30才代の男女のほぼ2人に1人がHIVに感染。

◇HIV母子感染の増加により、乳児死亡率が近年急激に悪化(1995年以来50%増加)。エイズによる死亡数は、他の原因による死亡の2倍。

◇医師、保健スタッフ、教員など、子どもの生存、成長、発達に欠かせない人材の多くがHIV/エイズで死亡。

▲ページトップへ

FCバルセロナとは

108年の歴史を持つFCバルセロナは、スペイン国内はもちろん、世界中で愛されている名門サッカークラブです。

1899年、「市民クラブ」としてスタートしたFCバルセロナは、選手の獲得や会長の選出など、クラブの運営方針を14万人を超える「ソシオ」と呼ばれる会員の投票で決定するという、創立以来の伝統を現在も引き継いでいます。

今回、ユニセフとのパートナーシップで広く知れ渡るようになった「Mes que un Club - クラブ以上の存在」としての活動も、創設以来の伝統。拠点を置くスペイン・カタルーニャ地方をはじめ世界各地で様々な社会活動を続け、1939年に始まったフランコ政権下でカタルーニャ語が禁止された時は、本拠地の「カンプノウ」と呼ばれるスタジアムの中ではカタルーニャ語を使い続けたという、「クラブの以上の存在」としてのFCバルサを象徴する逸話も残しています。

主な戦績

◆チャンピョンズリーグ優勝  2回
◆ヨーロッパ・スーパーカップ優勝  2回
◆リーガ・エスパニョーラ優勝  18回
◆スペイン国王杯優勝  24回
◆スペイン・スーパーカップ  7回
◆カップウィナーズカップ優勝  4回
◆カタルーニャカップ  5回
© FC Barcelona

▲ページトップへ

UNITE FOR CHILDREN UNITE AGAINST AIDS キャンペーンサイトFCBARCELONA   unicef