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財団法人日本ユニセフ協会

パートナー 地域組織

地域組織の活動報告

日本ユニセフ協会広報普及委員 原子修さん
「月と太陽と子どもたち 中国語版 発行」


[image]「月と太陽と子どもたち」の『中国語版』が刊行されました。

「月と太陽と子どもたち」は作者のが原子修さん(札幌大学教授)が、子どもの権利条約ができた時にこの精神を広く伝えたいという強い想いから、条約の前文と第一部の41条の内容を童話に創作したものです。

原子さんと親しく、中国で日本文学翻訳の権威者でもある大連外国語学院の羅興典教授が3か月で翻訳し、昨年12月に3千冊が発行されました。貧困で教育が受けられない中国の子どもも登場しますが、中国語版でも原文に忠実に翻訳されています。

現在、日本ユニセフ協会が力を入れている少年兵問題について、このような話につくられ胸を打ちます。 舞台はコンゴ。紛争で家族を殺され、姉をさらわれた8歳の少年も男たちに捕まってしまい、銃の扱いを教えられ少年兵となります。ある晩、銃を構えて敵を待ち構えていると、敵の少年兵が近づいてきたため、恐ろしさのあまり引き金をひいてしまいます。「むねを撃ちぬかれてたおれる少年兵の、いっしゅんの顔の、なんて、さらわれていったおねえちゃんにそっくりだったことか。」

やがて少年は髪を切った自分の姉であることに気がつきます。泣き止まない少年を「そっと、つつんで、月の光は、いつまでも、いつまでも、子守歌のように、ゆれていたのです。」

翻訳をした羅さんは「出版は大変意義深い。この本は地球上の子どもたちの実情を描き、詩的な芸術作品でもある」と話しています。 原子さんは昨年、詩とメルヘンによる「月と太陽と子どもたち」で北の児童文学賞特別賞を受賞されました。またこの度、永年にわたる詩人としての詩業や地域文化振興などの業績によって平成10年度北海道文学賞を受賞されました。

「月と太陽と子どもたち」日本語版は3800円。中国語は1800円。お問い合わせは「木のおもちゃワールド館ちゃちゃワールドTEL01584-9-4022」まで。

北海道にはユニセフの活動を地域ですすめる窓口をつとめる北海道支部があり、多くの方々の協力によってつくられています。 ユニセフに関心のある皆様、活動に参加してみませんか?

ぜひご連絡ください。


日本ユニセフ協会北海道支部
 札幌市中央区北4条西11-13 生協会館内
 TEL:011-271-8159 FAX:011-271-7838

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