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財団法人日本ユニセフ協会

パートナー 地域組織

地域組織の活動報告

地域のユニセフ協力ネットワークづくり
学習活動のリーダー養成
「地域組織リーダー学習ワークショップ」開催


ユニセフを通して知ること、学べることはたくさんあります。
地域組織で活動するボランティアには、以前より地元の学校から学習会の講師要請が多く寄せられましたが、最近では、2002年から開始される総合的学習の時間の前倒しの取組みで「子どもたちからの質問、事務所訪問、資料要望」が急に増えてきました。

また、学校の先生からもお問合わせ、相談、資料希望が多くなり、ゲストティーチャーの要請を受けることもあります。いかに子どもたちの自主性を尊重し、学校の先生の取組みや、学校の方針に協力していけるかについてきちんと理解した上で、講師を務める必要が出てきたのです。

日本ユニセフ協会では、2年前から総合的学習の時間に対応するため準備を始め、「総合的学習によって子どもたち、先生、学校はどのように変わるのか」「総合的学習の時間に地域がどのように協力することができるのか」といった大きな課題について理解を深め、対処の方方についても検討を続けてきました。

今年は主に次のような内容で実施し、役立つ内容であったと好評を得ました。

小貫仁先生の講演とワークショップ

 小貫仁先生は、「地域と学校の連携」、「カリキュラムづくり」をテーマに活躍されておられる専門家です。テーマに添って講演、ワークショップを実施し、今後、地域と学校がどのように連携して総合的学習の時間の課題に取り組んでゆくか、学校と地域が連携して作成するカリキュラムなどについて、今後の指針となる貴重なことを教えていただきました。地域組織が地域の学校、子どもたち、先生とどのように協力してゆけるかについての方向性や活動についても考え、日本ユニセフ協会の資料を十分に有効活用するようにとアドバイスをいただきました。

学校の事例紹介

埼玉県支部が学習活動で協力している2つの学校の異なる取組み事例を、担当の先生よりご紹介いただきました。

(1)所沢市立明峰小学校
児童会活動としてリサイクル活動に取り組むことで、子どもと共に親も協力するようになったこと。街頭金活動を通しておとなしかった子どもが自信をつけ、学校の中で生き生きした態度をとれるようになったことなど、取組みやすい事例の紹介でした。

(2)さいたま市立上木崎小学校
「世界の人々とともに」というテーマで、国際理解の視点から総合的学習の時間に取り組んだカリキュラムについてご紹介いただきました。
2つの学校の事例は取り組んだ内容が異なるため、非常に参考になる内容でした。

ユニセフ職員による講演とワークショップ

ユニセフモーリタニア事務所副代表の箱山富美子さんにユニセフ事業の基盤である「人権をベースにしたユニセフ事業、ライフサイクルアプローチ」について講演していただき、ユニセフがどのように現場で事業をつくっていくかについて教えていただいた後、その過程をグループでテーマを設定してシュミレーションによる体験学習を行いました。


日本ユニセフ協会には有効に活用できる資料が豊富にあり、ユニセフでは半世紀以上にわたって確実に成果を上げてきた活動実績があります。
豊富な学習材料を有効に活用し、地域の子どもたちや学校の先生と連携をしながら、子どもたちがよりよい未来を築く力をつけていくための協力をしていきたいと考えています。「地域組織リーダー学習ワークショップ」はこうした目的を実現するために、地域のリーダー養成を目的に実施され、今後もよりよいプログラムを提供していきたいと思います。


各地域組織の連絡先は「地域組識一覧」でご確認の上、お問合わせください。
日本ユニセフ協会へのお問合わせは団体・組織事業部までお願いいたします。
TEL:03-5789-2012  FAX:03-35789-2032

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