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財団法人日本ユニセフ協会

パートナー 地域組織

地域組織の活動報告

地域のユニセフ協力ネットワークづくり
日本ユニセフ協会熊本県支部
「第3回ユニセフジュニアセミナー」開催


 今年、設立10年を迎えた日本ユニセフ協会熊本県支部は、県内の小・中・高校生に向けて世界の子どものきびしい状況や、ユニセフの活動を広く知らせる活動に積極的に取り組んできました。設立時から継続して開催してきた「アフリカの子どもの日」という行事は、1990年アフリカ統一機構(現アフリカ連合)が定めたもので、日本でも熊本県支部がアフリカでの子どもの状況やユニセフ活動への理解を通して、広い視野をもった「地球市民」に育ってもらいたいとの趣旨から続けられきた活動です。
 8月1日(木)に開催された「ユニセフジュニアセミナー」は夏休みを利用して実施する今年3回目のセミナーですが、「アフリカの子どもの日」を通して広がった子どもたちの興味や関心をより深めたり、広げたり、育てたりしながら、ユニセフを通して世界のことを知り、みんなが地球市民という意識を持ち、よりよい地球を考える機会にしてもらうことをめざし企画されました。
 今年のセミナーは新しく市の中心街にオープンした県民交流館パレアの会議室を使用し、県内の小学校から高校までの生徒たちに、特に開催10回目となり充実した内容であった「アフリカ子どもの日」のフォローアップを行なうとともに、熊本県在住の元ラオス大使坂井弘臣氏、日本ユニセフ協会学校事業部の三上副部長に講師としてご参加いただき、ユニセフへの理解を深めてもらいました。

 午前中は元ラオス大使坂井弘臣氏が「世界からみた日本」と題して、南アジア各国で大使としてされたお仕事や、現地の人々の暮らしや文化など、日本と東南アジアの国々との関わりについて話されました。大学受験の失敗から大使の夢を実現するまでの話に興味を持った生徒もいて、質問が相次ぎました。
 午後は学校事業部の三上副部長が「ユニセフを通して世界を知ろう」というテーマで話をされました。世界の子どもの状況、今年の春に視察されたベトナムのユニセフ支援事業の紹介のあと、子どもの権利に主眼をおいたユニセフの取り組みについて講義をされました。「子どもの権利条約」のアクティビティ、「自分の住んでいる熊本で、実現さ れていないと感じる子どもの権利」では、子どもの権利条約を身近にとらえ理解するのに大変役立ち、楽しい活動となりました。
 ホームページを見て遠く長野から参加してくれた高校生をはじめ、暑いなかの熱心な参加者は90名以上にもなり、質問もたくさん出て、予定の時間をオーバーするほど活発な意見の交換がされました。
日本ユニセフ協会熊本県では、今後も県内の子どもたちに世界の子どもの状況を知らせる活動を行なっていきたいと思っています。ボランティア活動やユニセフを知らせる活動に関心がある方はぜひ活動に参加してください。


日本ユニセフ協会熊本県支部
〒860‐0807 熊本県下通町1‐5‐14 メガネの大宝堂下通店5F
 TEL096−326−2154 FAX096−326−2154

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