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公益財団法人日本ユニセフ協会

パートナー 地域組織

協定地域組織の活動報告

兵庫県ユニセフ協会設立15周年記念講演会 「今そこにある命を救いたい」

主催: 兵庫県ユニセフ協会・生活協同組合コープこうべ
日時: 2017年3月4日(土) 17:30〜19:30
会場: 兵庫県民会館9階ホール
講師: 國井修さん(世界エイズ・結核・マラリア対策基金戦略・投資・効果局長)

兵庫県ユニセフ協会は、おかげさまで、設立15周年を迎えました。それを記念し、國井修さんをお迎えしての講演会を開催しました。講演会のオープニングは、竹内海人さんによるクロマチックハーモニカ演奏。全体の進行は兵庫県ユニセフ協会ボランティアが務め、國井修さんの紹介と質疑応答は、関西学院大学教授、元国連職員、国連フォーラム共同代表の久木田純さんが進めてくださいました。國井さんは、学生時代はインドに留学し伝統医学とヨガを学び、10年間のへき地診療のかたわらNGOを立ち上げ、国際緊急医療援助に携わってこられました。大学卒業後、予防医学、公衆衛生を学び、外務省にも勤務されました。2006年よりユニセフに入り、ニューヨーク本部では保健戦略上級アドバイサーとして勤務。ミャンマー、ソマリアでは子どもの死亡低減のための事業を推進してこられました。子どもの命を救うには政治の力も使い、コミュニティーでは迷信ではなく良い方法を地道に教えて回る、また子どものために1週間でいいから戦争を止めてほしいと交渉するなど国造りの必要性を感じ奔走されました。そして、2013年、戦略・投資・効果局長として「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」(グローバルファンド)に移られました。グローバルファンドは、資金を調達し、途上国の三大感染症対策に資金を供給しています。コミュニティーの人と官民が一体となって計画を立て、感染症を失くそうとしています。國井さんは、「その国の最も弱い人々が自分の足で立てるようにすること」をミッションに世界で活躍されます。その行動力とずっと現場に携わってこられたからこそ伝えられる多様な経験には、感動と学びがたくさんありました。講演会には中学生から大人まで幅広い年代の方にお越しいただきましたが、國井さんは「ハートがあっても技術が無ければ働けない。夢を持ったら勉強すること」、「身近な人を大切にすること。そうでないと周りの人は救えない」と話を締めくくられました。

 

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