2015年4月25日、マグニチュード7.8の大地震に襲われたネパールは被災から1年を迎えました。
日本の皆さまからは地震発生直後から多くのあたたかいご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
これまでの1年間、緊急支援・復旧の分野ではかなりの成果をあげることができました。
しかし、未だに多くの子どもたちが避難所で生活をしており、復興はまだ始まったばかりです。
ネパールには今回の被災地以外にも貧困・災害の災禍に苦しむ地域・危険地域が非常に多数あります。
ユニセフは、引き続き被災した子どもたちが日常を1日も早く取り戻せるよう、ネパールの復興に取り組んで参ります。

この1年間、皆さまのご支援でできたこと

ユニセフは地震直後、国内の倉庫に備蓄されていた緊急支援物資の提供を実施。ネパール国外からの支援物資が届くまで、被災したみなさんの命をつなぐための支援を行うことが出来ました。ユニセフは被災した子どもや家族が安心して過ごせるよう、保健、栄養、水と衛生、教育、子どもの保護、社会保護などの分野で率先して活動を展開しました。以下に、一部の活動を抜粋してご紹介します。(2016年4月25日更新)

水と衛生
  • 十分な量の安全な水を得られた人々の数・・・132万4,969人
  • 水と衛生キットの配布および衛生教育を受けた人々の数・・・89万589人
  • 緊急、かつ長期的に衛生設備の支援を受けた人々の数・・・42万5,649人
保健
  • 大規模予防接種キャンペーンで麻疹のその他の予防接種を受けた生後6ヶ月以上5歳以下の子どもの数・・・53万7,081人
  • 下痢症の治療を受けた5歳以下の子どもの数・・・40万6,181人
  • 最も被害を受けた11郡のユニセフが支援する22箇所の仮設避難所で基本的な保健サービスの支援を受けた妊婦の数・・・1万1,333人
  • 最も被害を受けた11郡で活動する社会福祉士330人によって保健、栄養、水と衛生に関するカウンセリングを受けた人・・・79万2,000人
  • 支援地域の女性と子どもを対象に提供された殺虫剤処理を施した蚊帳の数・・・10万5,000帳
  • 医療用テント326帳、緊急保健キット321セット、手術設備400セット助産キット1,080セット、赤ちゃんの肌着5万3,000枚を提供
栄養
  • 治療した生後6ヶ月以上5歳以下の重度の栄養不良の子どもの数・・・1,347人
  • 微量栄養素パウダー(15種のビタミン・ミネラルなどの必須微量栄養素が入ったふりかけのようなもの)を配布された生後6ヶ月以上5歳以下の子どもの数・・・32万6091人
  • 上腕周囲計によって検査を受けた生後6ヶ月以上5歳以下の子どもの数・・・37万3,546人
  • 急性栄養不良と診断されて、治療を受けた子どもの数・・・825人
  • 母乳育児や人工栄養の危険についてカウンセリングを受けた妊婦、および授乳中の女性の数・・・14万2,7131人
  • ビタミンAを受け取った子どもの数・・・35万4,562人
  • 鉄分と葉酸を2ヶ月分受け取った女性の数・・・24,902人
子どもの保護
  • 地震後の心のケアを受けた子どもの数・・・18万570人
  • 人身売買その他のリスクから救われた子どもの数・・・1,472人
  • 子どもが友達と安全に遊び、心理的ケアを行えるために設置された子どもにやさしい空間・・・224箇所
  • 親や保護者が同伴していない、脆弱な立場に立たされていると報告された子どもの数・・・3万9,337人
  • 緊急支援を受けた親や保護者が同伴していない子どもの数・・・1万3,317人
  • 人身売買や子どもの保護に関する危険から守るために設置された警察の検問所の数・・・86箇所
  • 警察の介入によって保護された人身売買の危険があった人の数・・・1,851人(女の子437人、女性825人、男の子413人、男性176人)
  • 暴力、虐待、搾取やジェンダーにもとづく暴力に対応するために組織された女性グループの数・・・3,445グループ
  • 配布された子ども服の数・・・74,970枚
  • 脆弱な子ども、妊婦、授乳中の女性に配布されたブランケットの数・・・7,720枚
教育
  • 1,793校の仮設教室で学ぶ子どもの数・・・17万9,300人
  • 学校教材・保育教材を受け取った子どもの数・・・88万1,100人
  • 社会心理ケア、救命メッセージに関する研修を受けた教師の数・・・8,125人
  • 学校に戻ることが子どもが日常生活を取り戻し、安全でいるためのメッセージを受け取れる、という趣旨の新聞、ラジオテレビ番組などでメッセージを受け取った子ども、教師や家族の数・・・100万人以上
  • 教育の支援を受けた障がいのある子どもの数・・・1,098人(男の子572人、女の子526人)
その他
  • 緊急現金給付支援を受けた特に脆弱な人々(いわゆる不可触賎民の子ども、身体障害者、寡婦、少数民族など)の数・・・43万4,000人
  • 救命に関する重要な情報やメッセージを受け取った人の数・・・100万人以上
  • ラジオ放送によって重要なメッセージを流した回数・・・191回、10万分以上
  • ラジオ番組‘Bhandai Sundai’(‘Talking-Listening’)の中で行われた心理社会カウンセリングの回数・・・1万3,300分以上
  • ラジオ番組中に寄せられた相談の電話の数・・・1,200件
  • 19種類の広報資料を180万人以上に提供

現地事務所より、日本のみなさまへ

日本のみなさま。 ユニセフ・ネパール事務所代表の穂積智夫です。ネパールは、2015年4月25日に発生した大地震で、甚大な被害を受けました。
昨年4月来、日本の支援者の皆様には本当に多大なご支援を頂き、誠にありがとうございます。頂いた貴重なご寄付を最も効果的な支援活動につなげていくよう、所員一同常に努力しております。それにより、これまでの1年間、緊急支援・復旧の分野ではかなりの成果をあげることができました。
しかし、まだまだ被災地の完全な復興への道は長く、またネパールには今回の被災地以外にも貧困・災害の災禍に苦しむ地域・危険地域が非常に多数あります。
今後ともネパールでのユニセフの活動全般に、ご支援とご協力をお願いします。

あなたのご協力が、子どもたちの命を守ります

3,000円のご支援で

はしかから子どもを守るための予防接種用ワクチン105回分に変わります。

5,000円のご支援で

診療用テントや簡易シェルターになる20平方メートルの防水シート3枚に変わります。

10,000円のご支援で

避難生活に欠かせない貯水容器や石けん、浄水剤などが入った家庭用水キット6家族分に変わります。

※ご寄付の金額は任意です
※2015年1月現在
※輸送や配布のための費用は含みません。

ネパール大地震緊急募金

郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「ネパール」と明記願います。
*窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。

ユニセフ募金は税額控除の対象となり、約40%を所得税額から控除できます。

特定公益増進法人の日本ユニセフ協会への寄付金は、所得税、一部自治体の個人住民税、相続税及び法人税の控除対象となります。

寄付金控除について »

ユニセフは、世界の子どもたちを守る国連機関です。