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2009 SUMMER CAMPAIGN [女の子に学ぶチャンスを!]

アフガニスタン:カンダハール〜ユニセフが学校にやってきた! アルゼンチン:〜もうストリートには戻らない 〜私が出会った子どもたち〜 後藤健二さんからのメッセージ

ユニセフが学校にやってきた! マリカとジャミア:アフガニスタン・カンダハール

こんにちは、私の名前はマリカ、12歳。アフガニスタンのカンダハールに住んでいます。お母さんはいません。お父さんは小さなお店の店番をしながら、お母さんの代わりにお料理を作ってくれたり、勉強を見てくれたりします。私と妹のジャミアは学校が楽しくて仕方がありません。今日はユニセフが学校にやってきてノートと鉛筆、それに教科書が配られる日。楽しみだな。

アフガニスタンでは、一般的に「女性は家にいるもの」と考えられていて、とくに、結婚をしていない女性は人前に素顔を見せないという風習があります。しかし、実際には学校の先生のほとんどが女性ですし、医師や弁護士のように専門的な分野でもたくさんの女性が活躍しています。 イスラム原理主義勢力タリバンは、イスラム教の教えを極端に厳しく用いて、一般市民の行動を制限しました。とくに、女性に対する制約はとても厳しく、頭から足首まで体全体を覆う「ブルカ」というコートをすべての女性が着るようにと強制しました。また、女性が一人で外出することや、働くことも学ぶことも禁止しました。そんなタリバンがアフガニスタンを治めていた時代、女性たちは家でかくれて仕事をしたり、先生たちは自分の家に女の子たちを集めてこっそり勉強を教えたりしていました。

ジャミアとマリカのある1日
財団法人日本ユニセフ協会